2021.05.15.
田辺教授らの天然ピレスリン全合成に関する研究が日本化学会トピックスに掲載

田辺教授らの研究が日本化学会のディビジョントピックスでハイライトされました。

天然ピレスリンは除虫菊に含まれる殺虫成分であり、強い活性と哺乳類への高い安全性から数多くの合成ピレスロイド系殺虫剤が開発されています。
田辺教授らのグループでは6種類のピレスリンの全合成に成功し、殺虫活性を評価しました。一連の研究からピレスリン誘導体の各々の性質が明らかになったのみならず、効率的な合成手法が確立されました。

折からの天然物志向の時代,天然ピレトリンの使用も加え,より安全、より効果的な殺虫剤の普及が強く期待されます。