2018年度大学主催春季人権問題講演会「部落問題とは何か-住吉地区の取り組みから見えてきたこと」(友永健吾さん)
- 日時:
- 2018年06月25日(月) 15時10分 ~ 2018年06月25日(月) 16時40分
- 場所:
- 西宮上ケ原キャンパス B号館304号教室
■総合テーマ: Towards the Realization of Human Rights
-人権保障の実現を目指して(2015~2019年度)
■講 師: 友永 健吾さん
(公益財団法人住吉隣保事業推進協会常務理事)
■題 目: 「部落問題とは何か-住吉地区の取り組みから見えてきたこと」
<講演内容>
大阪市内にある被差別部落「住吉地区」の歩みや取り組みを通して、部落問題について考えたいと思います。
近年、大阪市では、同和行政が大きく後退し、部落問題解決の拠点となっていた公的施設が無くなってしまいました。しかしながら、2015年には、400枚に及ぶ差別ビラが住吉地区の市営住宅にばらまかれる事件が発生しました。そのような中、住吉地区では民設置民運営の隣保館を建設し、そこを拠点に様々な取り組みを続けています。また、2016年11月から12月にかけて、「暮らしのアンケート調査」に取り組み、地区住民の実態把握に努めてきました。
以上のような状況や私自身の経験を踏まえ、現在の部落問題とは何か、について話してみたいと思います。
<講師紹介>
1971年 大阪市に生まれる。
1996年 京都龍谷大学経営学部を卒業。
2005年 大阪市人権協会に就職し、住吉人権文化センター(当時の名称)に勤務。
2006年 部落解放同盟大阪府連合会住吉支部 執行委員に就任。
2010年 部落解放同盟大阪府連合会住吉支部 書記長に就任。
部落解放同盟大阪府連合会 執行委員に就任。
2014年 部落解放同盟大阪府連合会住吉支部 支部長に就任。
部落解放同盟大阪府連合会 財務委員に就任。
2016年 公益財団法人住吉隣保事業推進協会 常務理事に就任。
2017年 住吉区 区政委員に就任。
2005年から、地域の隣保館で、教育・相談・人権啓発等に携わってきた。「次世代に部落問題をどう伝えるべきか」「人権尊重のまちづくり」について、特に関心を持ちながら活動をおこなっている。
2018年5月現在、公益財団法人住吉隣保事業推進協会 常務理事、部落解放同盟大阪府連合会住吉支部 支部長、部落解放同盟大阪府連合会 財務委員、住吉・住之江同和人権教育推進協議会 事務局長、社会福祉法人ライフサポート協会理事、医療法人ハートフリーやすらぎ 理事、特定営利法人住吉高齢者障がい者福祉事業団 理事、住吉区 区政委員、住吉区まなび・つながりネットワーク人権啓発部会長など。
【一般参加可・申込不要・入場無料】
*本講演会では手話通訳・パソコンテイクによる情報保障を予定しています。
また、録音、録画を行い図書館資料として保存しますのでご活用下さい。
■お問い合わせ
人権教育研究室
TEL 0798-54-6720 E-mail human-rights@ (@以下はkwansei.ac.jp)