2023年度大学主催秋季人権問題講演会「福島3.11の問いかけ」(李洪起 氏)

日時:
2023年12月05日(火) 15時10分 ~ 2023年12月05日(火) 16時50分
場所:
西宮上ケ原キャンパス B号館202号教室

2023年度関西学院大学主催秋季人権問題講演会

◆演  題:「福島3.11の問いかけ」
◆講  師:李 洪起 氏(映画監督)
◆日  時:2023年12月5日(火)15時10分~16時50分
◆場  所:西宮上ケ原キャンパス B号館202教室
◆参加方法:無料/申し込み不要

*本講演会では、映画『福島の未来-0.23μSv-』上映後、トークセッションを行います。
*本講演会では、手話通訳・パソコンテイクによる情報保障を予定しています(映画上映中は除く)。

■映画『福島の未来-0.23μSv-』作品紹介
21世紀最大の災禍と呼ばれた福島原発事故はその後…
マスコミの報道に疑念を抱き、自ら測定器で町中の放射線量を測る主婦の柴田さん。日本にはもう安全な
場所はないと、孫の将来のことを憂い顔を曇らせる黒田さん。
原発事故の後遺症は今も癒えることなく、いつ終わるのか予測すらも不可能である。日を追うごとに増す
不安と恐怖から逃れられない生活を依然として強いられている。誰も触れようとしない福島のおぞましい
未来を探ろうと集まった人々がいた。17人の平凡な市民は死の地へと向かう危険な旅路についたのだった。
ウクライナ政府の特別な許可がおり、ついにチェルノブイリ原発事故の現場に入った。衝撃的であった。
人口5万にのぼる先端都市は廃墟と化し、一部の地域では許容値の300倍を超える放射線量が検出され驚愕
した。強制移住を余儀なくされた住民は死の恐怖に怯え、故郷を追われ苦しみにあえいでいた。被爆2世と
なった幼い子どもたちは病名のわからない苦痛に襲われていた。28年が経った今もなおチェルノブイリの
後遺症は根深い。
一方で、福島は一体どこに向かっているのだろうか。
果たして日本に突破口はあるのだろうか。

■監督紹介
ソウル生まれ。TVプロデューサー兼ドキュメンタリー映画監督。
前韓国独立プロデューサー協会理事長。1990年代より激変した韓国社会で浮き彫りになった問題に斬り
込んだ。各時代を象徴する人物の生き方を通して、韓国社会が抱える苦悩を投影した密度濃い作品を生んだ。

代表作は『卍行』(1997)『同行』(2002)『共行』(2006)『未行』(2009)などがあり、『順天
(Splendid But Sad days)』は第25回韓国PD大賞作品賞をはじめ、韓国独立PD大賞、KIPA撮影賞
(2012)などを受賞。釜山国際映画祭ワイドアングル部門招待(2013)、フランスFocus Coree映画祭
グランプリ受賞(2014)、カナダモントリオール国際映画祭公式招待(2014)、日本ではNHKでオンエア
された。2013年には福島とチェルノブイリ原発事故を新しい角度から照射した『福島の未来-0.23μSv-:
Fukushima, Is there a Way Out』が日本と韓国で劇場公開された。
現在は京都に在住し、主に韓日関係の問題を深層的に掘り下げた作品を制作している。


※詳細はチラシをご覧ください。
2023年度大学主催秋季人権問題講演会「福島3.11の問いかけ」(李洪起 氏)ちらし