個性を生かして将来へ

時計台と中央芝生

 数ある大学で、ここまでトータル・デザインされたキャンパスを持つ学園は、恐らく本学だけではないだろうか。

 先人の遺した優れた環境を、現代の教育環境として整備を重ね、将来も継続するキャンパス。何にも代えがたい資産、大きな経営資源だ。学生には青春の知の資産、卒業生には懐かしい心の資産。彼らの思いの集積が、資産の価値を更に高めていく。

 関西学院の存在は、キャンパス周辺の路線価格に好影響を与えるほどに、町を巻き込んで美化していく。文教住宅都市西宮の生活環境に資するところは大きいはずである。

近隣の町並み

 関西学院のベーツ第4代院長はヴォーリズのキャンパスを見て評した。


 「We have no fence」


 私たちはこれを受け継いできた。
 キャンパスの開放感、垣根のない教育、研究、運営、
 そして、こころの広がりを。