2014年度 クレセントアワー(CRESCENT Hour)

アカデミックコモンズでは、新たな学習や活動をもたらす場を創出するため、「クレセントアワー」を実施しています。
先生や職員、学生が「難しい話は一切無し」のルールで、昼食を食べながら語り合います。
2014年度のクレセントアワーは毎週水曜日12時50分~13時20分に開催しました。

2014年の CRESCENT HOUR

4月9日 畑 祥雄 (総合政策学部 教授)

畑先生

【タイトル】
『「映像で明かす、時代を読み解く力」
~成熟と頽廃を越えてアイディアを創造する~』

【内容】
映像も自動車もコンピューターも大きな時代の流れのなかで動いている。
日本の立ち位置を知り、役割を見極め、夢を抱き、活動を創る。
アーバンファーマー(都市農民)になることがグローバルにつながる理由を明かす。関学生の強みと弱みを知ることで、新学期からの学びを設計する。
30才に最初の夢を実現するためには、学部2年生が勝負時。
アカデミックコモンズは汗にまみれるダンスアトリエ、視線を浴びる劇場ではない。バスターミナルから外に出よう若き才能、気づこう関学生!

4月16日 中野 幸紀 (総合政策学部 教授)

中野先生

【タイトル】
日本とフランスの生活感覚

【内容】
異文化理解、やさしい言葉で言うと「友達づくり」のためには大人になるまでに自分の身の周りで見たり聞いたりしてきた常識を捨ててかかることが必要だとよく言われる。しかし、いきなり捨てろといわれてもなかなかできやしない。例えば、フランス語圏に降り立つと「あれー?」と驚くようなことが一杯だ。パリの街路は犬の糞だらけだし、メトロでも路面電車でも乗客が携帯電話で大声で話している。財布もiPhoneもあっという間に掏られてなくなる。どうして?あまりに非常識!って驚く前に、生まれ育った場所の常識が他の場所では「非常識」になるということを思い出そう。さぁ、日仏の常識が交差する日常生活の場で、まずは自分の常識を離れて観察してみよう。例えば、地域サークル活動への参加、学校とか家庭での子供たちの居場所、保育と子育てなど。ここから日仏の市民社会に共通の権利と義務に対する生活感覚が見えてくるかも。

4月23日 長峯 純一 (総合政策学部 教授)

長峯先生

【タイトル】
ボランティアからアクションリサーチへ-気仙沼大島での支援活動を通じて-

【内容】
東日本大震災後,総合政策学部の教員・学生と共に気仙沼市の離島・大島で支援活動を始めた。学生を引率した瓦礫・ゴミ片付けの支援活動は2011年5月から2013年9月にかけて16回を数えたが,活動内容は住民たちの復興まちづくり支援に次第に変化し,2012年10月からはほぼ月1回のペースで住民集会を開催してきた(15回)。こうした活動を通じて,現地で出会った研究者たちともチームを形成し,「総合政策は現場にある」を実感してきたことをお話ししたい。

4月30日 西谷 滋人(理工学部 教授)

西谷先生

【タイトル】
Maple版ルフィの仲間たち』

【内容】
離れていても,一緒に夢を追う仲間たち.そんなおともだちが,ペア試験によって,試練を乗り越えた仲間となっていく。そんな,いまどきはやりの数学の参加型学習法の理屈と実践を紹介します。

5月7日 御厨 正博(理工学部 教授)

御厨先生

【タイトル】
『中央ヨーロッパ、古城での国際会議』

【内容】
2013年6月、中央ヨーロッパ、スロバキア共和国の首都ブラチスラバから60 kmほど東北に位置するスモレニッチェ城に於いて第24回配位化学および生物無機化学国際会議が催された。会議はこの古城で50年間に渡って開催されて来たもので、化学分野の国際会議としてユニークな存在となっている。本トークではスモレニッチェ城の魅力とこの会議の様子を紹介しながら我々のささやかな国際交流について懇談したい。

5月14日 小笠 航(理工学部 人間システム工学科 3回生)

小笠くん

【タイトル】
『ラスベガスでの学会発表と学外での課外活動』

【内容】
  今年の春休みは私にとっていつもと一味違うものとなっていた。アメリカ・ラスベガスで行われる計算機を使った教育者の集まりである「T3 Conference」に招待され、英語で発表を行ってきたからである。研究発表という形ではあったが、私がサポートしている関西学院高等部の数理科学部という部活の一員として発表を行った。そのため、大学の勉強や研究などとは別に私自身が行う課外活動という扱いとなっている。今回のクレセントアワーでは、この発表に至った経緯や練習風景、発表の様子、そして他の学生にも課外活動としてこのような機会が得られるような活動を紹介したいと思う。もし、学校の勉強に退屈していたり、とりあえず周りにあわせて単位をとっているような生徒がいたら、ぜひ私の話を聞いて今後の活動の参考にしてほしい。

5月21日 細見和志(総合政策学部 教授)

細見先生

【タイトル】
『対話でできる「悩みを解決する方法」
~ 哲学カフェで思いを話し、新たな考えを見つけ出そう ~』
【内容】
  哲学カフェにようこそ。昼休みのひととき、哲学(テツガク)を実践しませんか?身近な問題について、自分自身で考え、他の人の考えに耳を傾けてみましょう。哲学の白熱教室!というのは大げさですが、教員が進行役になって、参加者が共に、身近な問題について哲学的(テツガクテキ)に語り合います。昼休みに知的な対話を楽しみませんか?

5月28日 前川裕(理工学部 宗教主事)

前川先生

【タイトル】
『「血液型」で何が分かるの?』

【内容】
  占いの中でも、「血液型占い」はポピュラーなもののひとつでしょう。どのくらい当たるものなのか? いつ頃から存在するのか? 科学的根拠はあるのか? 単に「おもしろいね」だけで済むものなのか? など、血液型占いをめぐるさまざまな側面について考えてみましょう。このような「疑似科学」は、わたし自身は一種の「宗教現象」だと考えています。科学と宗教と、それぞれのあり方や存在意義についても紹介します。また、わたしの持つさまざまな「関心空間」についてもご紹介します。

6月4日 客野 尚志(総合政策学部 准教授)

客野先生写真

【タイトル】
『KSC Cool Down
―KSCの熱環境とその改善策は?打ち水は気温を下げるのか?』
【内容】
  KSCの熱環境はどうなっているの.人工衛星がとらえたKSC周辺の熱環境はどうなっているの?そして、夏に向けてますます暑くなるKSCをCool Downするための方策は?打ち水の効果は本当にあるの?そんな疑問について、ワークショップを通して一緒に考えませんか!サーモグラフィや人工衛星データ、温度計を用いた実測を通してこれらの問題について考えます。
 

6月11日 亀田 啓悟 (総合政策学部 准教授)

亀田先生 写真

【タイトル】
『大学教員という職業-何が小中高と違うのか?』

【内容】
学生の皆さんにとって、大学教員という仕事は摩訶不思議なものかもしれません。「週に何回か授業をしたら、あとは好き勝手に研究をしていればいい仕事」と思われているかもしれませんね。しかし、当然ながらそんないい話はありません。大学の教員も「ノルマ」に追われているのです。この講話では授業以外の教員の仕事について少し話してみたいと思います。

6月18日 古家 良和(神戸三田キャンパス事務室職員)

古家良和

【タイトル】
~ みんなどんな大学生活を送っているのか話しましょ ~

【内容】
  関西学院大学総合政策学部メディア情報学科を2014年に卒業し、神戸三田キャンパス事務室で働いている古家さんと話します。学生時代は三田キャンパス活性化の活動をしていました、その活動を通していろんな学生に出会え、キャンパスのこともたくさん知れたのでそのことをみなさんに情報共有できたらなと思います。また、これからどんな大学生活を送っていくべきかをみなさんと一緒に考えていけたらなと思います。

6月25日 鎌田康男(総合政策学部 教授)

鎌田先生

【タイトル】
~ 人と人との繋がりとは?愛するとは? ~

【内容】
  便利なモノに取り囲まれて生きる現代人は、人と人との繋がりが希薄になりつつあると言われます。便利なモノを使う快適さに慣れた人は、人間関係でも快適さや自分の満足を重視し、愛するよりも愛されることを求める傾向が強くなっているように思われます。本当の人と人の繋がり、本当の愛とはどのようなものなのか、歴史、社会、心理、身体など、異なる視点から総合的に考えてみたいと思います。

7月2日 松村 寛一郎(総合政策学部 准教授)

松村先生

【タイトル】
~ コンサルティングと事業開発に必要な事項 ~

【内容】
  私自身の銀行系の総合研究所で勤務していた経験(JETROの市場調査、官庁の報告書、国連工業開発機関のファイナンシャルアドバイザー)を踏まえて、コンサルティングとは何か?そして新しい事業開発を行うために準備すべき事項について、皆様にわかりやすく説明をいたします。カナダのブリティシュコロンビア大学と共同で開発中の世界の穀物収量予測を行うスマートフォンのアプリケーションの紹介を行い、その可能性について説明いたします。

7月9日 今井康明 理工学部 化学科M1

今井康明

【タイトル】
Moment of Connection ~ 一杯の珈琲から ~

【内容】
 珈琲の98%は水分。残りの2%に秘められた個性や魅力をアジア,太平洋/ ラテンアメリカ/ アフリカの三大原産国に分け、バリスタの僕が楽しく詳しくお話します。
勉強の相棒、珈琲のちょっといい話を聞きに来てください。
これであなたもコーヒーマスターになれる30分。春学期最後のクレセントアワー、1杯の珈琲から繋がる瞬間をみんなで作り出しましょう

9月24日 馬場研介(総合政策学部 教授)

馬場先生

【タイトル】
建築士プログラムの極意

【内容】
 KSCキャンパス内で建物をスケッチしたり、中庭で骨組ドームを組み立てている姿をときどき見掛けるけれど、あれがプログラム授業の一環なのかな?
プログラムを専攻している同級生や先輩から何となくウワサ話を聞いているけれど、本当のところはどうなんだろう?
プログラムの実態がちょっと気になるし、それに自分の生き方や進路も真剣に考えていることだし、クレセントアワーで「建築士プログラム」について話をするらしいから、気軽な気持ちで聞きに行こう。

10月1日 西立野修平(総合政策学部 専任講師)

西立野先生

【タイトル】
政策立案の舞台裏

【内容】
 アベノミクスの三本目の矢として注目されている成長戦略。経済産業省での実務経験に基づき、政策立案の現場について紹介する。内容は、「成長戦略はどのように作られているのか」「経済産業省での仕事内容」「官僚の働き方」「公務員試験を受けずに経済産業省で働く方法」「経済産業省で学んだこと」など。

10月8日 大谷協子(CIEC 職員)

大谷さん

【タイトル】
総政卒の職員が教える、留学の心得

【内容】
 私は関西学院大学総合政策学部を卒業し、現在は関西学院大学国際教育・協力センター(CIEC)で外国人留学生に関する業務を担当しています。このクレセントアワーでは、これまで多くの外国人留学生と接してきた経験から「外国人留学生の視点から留学を考える」というタイトルでお話したいと思います。これから海外留学を考えている日本人学生にとっては新しい視点を得れると思いますのでぜひご参加ください。

10月15日 角所考(理工学部 教授)

角所先生

【タイトル】
企業と学生とのギャップ ~社会人になるまでに考えておくべきこと~

【内容】
 私はキャリアの専門家ではありませんが,学部や学科の就職担当として過去4年ほど企業や学生の人たちと接してみて,両者の意識にギャップを感じるようになりました.そこで,学生の皆さんが将来の就職に向けて考え始めるための材料として,試しにこれらについて少し議論してみようと思います.考えられる題材は,例えば,“受験と就活の違い”,“即戦力とは?”, “就職とバイトは同じか?”,“成績は就職に影響するか?”,“昇進は必要か?”,などです.

10月22日 大村華子(総合政策学部 准教授)

大村先生

【タイトル】
あなたの意見がムードを作る?!
~世論と政府の関係について考えるひととき~

【内容】
 私たちが望むことは、政府によって政策に反映されているのでしょうか。新聞やテレビの報道を見ていると、失政への批判があふれ、まるで日本においては民主主義がいまく機能していない印象すら抱きます。しかし、実際はどうなのでしょうか。そこで皆さんには、「政策ムード(policy
mood)」という、世論の客観的なとらえ方を紹介したいと思っています。「もっと福祉を充実させてほしい!」といったムードは、政策に反映されてきたのでしょうか。少し難しい話もあるかもしれませんが、皆さんの考えなども自由に伺いながら楽しいディスカッションの時間を持ちましょう。

10月29日 竹岡邦紘(理工学部人間システム工学科 3年生)

竹岡くん

【タイトル】
くにと「学ぶ」を語り合おう

【内容】
 学ぶってどういうことだろう。大学で授業をうけること?本を読むこと?それだけではないはず!
生まれてからいろんな場所で学んできたからここにいる。じゃあ、どういうところで本当の「学び」が得られたのだろう。学ぶことが楽しかった頃はある?
学びの本質に迫って、自分自身の生活を、学びを考えなおしてみよう。きっと何かを始めるきっかけになる。そして、新しい学びの方法、ワークショップを体感してみよう。

11月5日 川端豪(理工学部 教授)

川端先生

【タイトル】
「Duel of Life
- コンピュータ疑似生物の対戦ゲーム - 」

【内容】
 コンピュータのメモリ空間に仮想的に設けた格子状の世界の中で、生まれたり生き延びたり、まるで微生物のようにふるまう疑似的な生命体を発生させることができます。ライフゲームと呼ばれる疑似生物の挙動をコンピュータグラフィクスを用いて観察してみましょう。また、生存/誕生規則の違いによって生じる2種類の疑似生物を比較し、それらの生存競争を模擬する対戦ゲームを組み立てます。

11月12日 園田明子(総合政策学部 教授)

園田先生

【タイトル】
国際系ゼミの卒業生たち
-将来を想像し、創造する- 

【内容】
 秋学期も半ばを過ぎました。総政の1年生は学科選択、2年生はゼミ選択、3年生は就職活動、そして4年生は卒業を間近にひかえて、それぞれの将来に思いを巡らしていることでしょう。毎年この時期によく尋ねられる「先輩たちの進路」や「学生時代にすべきこと(もちろん勉強以外で。。。)」について、学生の皆さんと考えてみたいと思います。国際協力の現場にいる卒業生の近況もご紹介する予定です。

11月19日 田中隆祐(総合政策学部 4年生)

田中くん

【タイトル】
幸せに生きる

【内容】
 皆さんは、自分の人生が幸せかどうか、時間をかけてゆっくりと考えたことがありますか。
もしかすると、そんな余裕がない人がほとんどかもしれません。
今回の私のクレセントアワーでは、参加者の皆さんに自分自身の幸福についてゆっくり考えるきっかけを提供できたらなと思っております。自分が幸せだと思う瞬間を見逃さず、アウトプットすることによって、自分だけの人生哲学を共に創っていきましょう。

11月26日 森本崇資(NPO法人ナック)

森本さん

【タイトル】
ボランティアってなんやろか・・・。

【内容】
 ほかの大学でボランティアについての授業をさせてもらっている僕。
ボランティアっていったい何なのか、いまだによくわからないんです。
すこしの時間ですが、一緒に考えてみませんか?
普段自然の中に身をおいて感じることをもとにして、お話しできればと思っています。

12月3日 矢橋洋(キャリアセンター 職員)

矢橋さん

【タイトル】
「働くこと」・・・ちょっとだけ考えてみませんか?

【内容】
 「働くことはあまり考えたくないけど、就活せなあかんしどうしよう!?」「自分にあう仕事がようわからん!」「働くことって楽しいんやろか?」・・・「働くこと」に対する、大学生の頃の私の正直な感覚でした。そんな私も卒業して「会社員」や「起業」を経験し、現在はどういうわけか大学のキャリアセンターで「就職活動のサポート」を仕事としています。「働くこと」について、いろいろな仕事を経験して今感じていることを語りつつ、ちょっとだけ考える時間を持てればと思います。大学生の頃の私と同じように思っている学生の皆さん、ぜひお集まりください!

12月10日 井上昌彦(図書メディア館 職員)

井上さん

【タイトル】
オフィシャルじゃない!聞いてもらえるプレゼンテクニック

【内容】
 皆さんがゼミなどで習うプレゼン法の多くは、研究発表のためのオフィシャルなものではないでしょうか。ですが、実際に社会でプレゼンをするときは、ユーモアを入れたり相手の反応を見たりして、聞き手とのコミュニケーションを取ることが大切です(就活の面接でもそうです!)。今回登場する図書メディア館の井上昌彦さんは、学外の研修会にも講師として呼ばれる方です。その井上さんが現場で培った、オフィシャルじゃないプレゼンテクニックを学んでみませんか?人前で話をするのが、楽しくなるかも?

12月17日 溝畑潤 (人間福祉学部 准教授)

溝畑先生

【タイトル】
フットプリントで「足の形」を測ろう!
元国際ラグビーのレフェリーで、現在発育発達学を教える溝畑先生の「足の形と健康のお話」

【内容】
 こんにちは。KSCではスポ研科目の体育方法学を担当しています、人間福祉学部の溝畑です。私の研究テーマは「子どもの発育発達と運動能力について」です。今回は、2つの測定機器を利用してみなさんの足を測定しながら「足の形」と「健康」との関係について紹介し、日常生活に役に立つ知識をお伝えできればと思っています。

1月7日 百野尊氏(総合政策学部 2年生)

百野くん

【タイトル】
僕たちは、空回り人間 
~1人1人に合った殻の破り方~

【内容】
 「今自分はなんでこんなことしてるんだろう?」いつもそんなことばかり考えていました。団体活動での中で収まってて本当にいいのか? 今の状況に満足するだけでいいのか?自分の「やりたいこと」と、周りからふってくる「すべきこと」の板挟みで意味が分からなくなった。皆さんにもあるんじゃないでしょうか?そんなときの、僕なりの前に進む方法を話させてもらって、少しでも何かヒントになればうれしいです。

2013年度開催のCRESCENT HOUR

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