2019.09.19.
『災害ボランティア養成講座』を開催

9月19日(木)に上ケ原キャンパスで「災害ボランティア養成講座」を実施しました。
この講座は西宮市社会福祉協議会(以下、西宮社協)とNPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク(以下、NVNAD)の寺本弘伸さんにご協力いただき、これまで災害支援に関わったことがない学生にも楽しみながら学んでもらうことを目標として実施しました。

<プログラム>
①クロスロードゲーム
②パネルディスカッション
③昼休憩~非常食を試食してみよう~
④これだけは知っておこう「防災気象情報と警戒レベルと対応について」
⑤ワークショップ「地図から考える~私たちの街で災害が起こったとき~」
⑥まとめ:決意表明 ~一人ひとりのアクションを~
 

災害対応カードゲーム「クロスロード」体験は、災害に自分自身が直面したときどのような行動を取るかを考えるきっかけとなりました。また、グループ内で意見交換をすることで「そういう考え方もあるんだ」という気付きを得ることができました。
パネルディスカッションでは西宮社協地域福祉課の柳井淑絵さんとNVNADの寺本さんと共に、関学からは森美月さん(人間福祉研究科M1)と菅夏海さん(社会学部4年生)が登壇しました。二人は熊本地震現地ボランティア等、様々なボランティアを経験しており、体験談を話してくれました。柳井さんや寺本さんからは、「現地の方と話したり、交流をすることで元気を与えることができるのは学生ならでは。関学として続けていくことが大きな意味に繋がっていると思う。」というご意見もいただきました。

午後のワークショップでは、自分たちが被災した場合を想定して避難所運営のボランティアについて考えました。「避難所にはどういった人たちが集まってくるのか?」「集まってくる方それぞれにどのような配慮が必要か?」など、具体的なことを考えてグループで意見を出し合いました。自分自身が被災した余裕がない状況の中でどのような行動ができるのか、今までは考えたことがなかったことをイメージする機会となりました。
最後は一人ずつ「私の決意表明!」と題して、この講座が終わってからどのような行動をするかを考え発表しました。「家に帰って家族と避難場所について話し合う」「熊本地震現地ボランティアに応募する」「防災イベントに参加する」等、それぞれが具体的な行動を考えました。

1日を通じて、一人ひとりの学生が積極的にワークに取り組んでおり、これから災害支援に前のめりで関わろうという姿勢を見て頼もしく感じました。
ヒューマン・サービス支援室では引き続き災害支援やボランティアに挑戦する学生をサポートできるように様々な講座を実施したいと思います。
 

詳細

〇実施日時
2019年9月19日(木) 10:00~16:00

〇場所
関西学院大学西宮上ケ原キャンパス
H号館302教室

〇参加人数
学生23名
1年生:8名 2年生:1名 3年生:11名 4年生:3名

〇講師
NPO法人日本災害救援ボランティアネットワーク 常務理事 寺本弘伸 氏
西宮市社会福祉協議会 職員