2024.03.11.
【実施報告】#被災者の思い出を守ろう! 写真洗浄会

2024年3月9日(土)、写真洗浄会を実施しました。
写真洗浄とは、泥で汚れた写真を洗浄して被災者に返却する活動です。泥で汚れた写真は放置しておくとバクテリアが侵食し、いずれ見えなくなってしまいます。写真洗浄は、その侵食を防ぐため、水、エタノールで写真を洗います。場所を問わず活動できるため、コロナ禍の影響などで現地に行けない場合でも復興支援に貢献することができます。

昨年に引き続き、神戸をはじめ関西圏でボランティアを募り写真洗浄を行っている『被災支援ボランティア団体おたがいさまプロジェクト』の皆さんと連携し、被災地の状況や写真洗浄のやり方、活動の意義などを教えていただきながら開催しました。参加した学生たちの多くは災害ボランティア未経験でしたが、「何かしたい」という思いから申し込み、真剣な表情でお話を聞いて洗浄活動に取り組んでいました。この日は東日本大震災が発生した3/11に近い日程だったこともあり、宮城県名取市閖上の海沿いにご実家があった方からお預かりした写真を洗浄しました。最終的に、200枚近くの写真を洗浄することができました。

 

 

また、休憩を兼ねた防災セミナーの時間には、能登半島地震の現地ボランティアに参加した関学生やおたがいさまプロジェクトのメンバー、そして現地視察に行ったヒューマン・サービス支援室のコーディネーターから現地の状況やボランティアとしてできることなどを聞きました。
ヒューマン・サービス支援室では引き続き『関西学院大学災害コミュニティつむぎ』など学生の皆さんと連携しながら、私たちにできることを考え取り組んでいきます。

 

日程:2024年3月9日(日)13:00~16:00
場所:西宮上ケ原キャンパスH号館302教室
参加者数:13名(+運営おたがいさまプロジェクト 6名)
内容:オリエンテーション、プチ防災セミナー(昨年度活動報告_南越前町/清水)、写真洗浄、感想共有
目的:
(1)被災地から離れていてもできる支援活動を行う
(2)学生・教職員が災害ボランティアに取り組むきっかけを作る
共催:
関西学院大学災害コミュニティ つむぎ
被災支援ボランティア団体おたがいさまプロジェクト
参加者の感想:
・災害支援には瓦礫撤去作業などか主な作業だと思っていたが傾聴ボランティアや足湯ボランティアなどもあることを初めて知りった。今回の写真洗浄のように被災地に行かなくても支援 が出来るボランティアも魅力的だと感じた。今後は被災地にも赴いてみたい。
・これまで、災害支援といえば力を使う活動が多いと思っていたけれど、自分たちのような若い世代が、多くの人の心に寄り添えることを知った。