2025.03.02.
「アカデミックデイ 子どもたちの学びのおまつり」を開催しました
3月1日(土)・2日(日)にアカデミックデイを開催し、小学1年生~6年生までの計93名の子どもたちが参加しました。

3つのリプラプロジェクトとCOR'sが、それぞれ子どもたちを対象にワークショップを実施しました。
◇【~開こう興味のとびら~ 楽しく学べるNEW学問】 企画:リプラプロジェクト sorriso
勉強に苦手意識を持っていたりや意欲がわかない子供たちにいっしょに遊び感覚で学び『楽しく学ぶ体験』を通して、少しでも「おもしろい」と感じることできる学校の授業とは違った視点を持つことを目指しました。
『国語』『算数』『社会』 『理科』『英語』『図画工作』の6教科の中から事前にこどもたちに3教科を選んで参加してもらいました。『国語』では自由な「詩の世界」、『算数』は、数学オリンピックにも用いられた問題にチャレンジ、『社会』は、普段食べているお弁当から「世界の広さを知る!」、『理科』は、「太陽に近い場所は本当に暑い?」、『英語』は、「友だち同士で好きなもの」を伝えてコミュニケーションをとろう!、『図画工作』は、「割り箸」を使って頑丈な「橋」づくりを工夫し強度を試す、とそれぞれのテーマで進めました。
学生たちは、参加対象の児童が4年生~6年生で既習事項が異なるため、テーマ選びに苦慮していましたが、子どもたちが「勉強って楽しい!」と思える内容になるよう工夫を凝らして準備をすすめました。学生同士で授業を見せ合い、改善点を共有したり、助言しあったり、準備にはかなりの時間がかかりましたが、当日の子どもたちのみんないきいきとした表情に励まされていました。参加した子どもは得意な教科はより興味が広がり、「次は別のテーマの授業をしてほしいな!」とリクエストして帰っていく姿も見られました。

上 『タイムスリップ⁉未来ぼうえい隊』 下 『きょろちゃんず運動会』
◇【タイムスリップ⁉未来ぼうえい隊】 企画:リプラプロジェクト amu-アム-
この企画は、小学生がSDGsの環境分野に関する知識を楽しく学び、身近な行動を見直すきっかけを作ること(行動変容)また、ワークショップに参加してくれた子どもたちに成果物を持って帰ってもらう事を目的とし、企画しました。初めは内容設定に苦戦していたのですが、何度もメンバーで話し合いワークショップを作り上げていきました。演出面もとても工夫しており、『トンネルを通って未来に行く』という場面転換や未来人とい設定でSDGsミッションを出したり、制作物も1から作りこだわりました。
『50年後の未来』へタイムスリップできるトンネルを通って未来に行くと、ゴミで汚れた海が広がっています…。そこに現れた”未来人”から「このような状況になってしまった理由は現代の行動が関係している」ことを伝えられ、未来人と共に現代に戻り、防衛隊として未来をを救うための様々なミッションに挑戦しました。”リユース・リデュース・リサイクル”の3つのレーンを周ります。リユースのレーンでは、自分たちの身の回りではどんな行動ができるのかを知るリユースビンゴや、裏紙を使用したノート作りを行いました。使わなくなった包装紙で飾り付けしたり、自由に絵を描いてオリジナルノートを作りました!リデュースのレーンでは、日常生活で推奨されているリデュース行動(レジ袋は使わず、エコバックを使用するなど)のカルタや、カルタから学んだ知識を活かした買い物チャレンジを行いました。買い物チャレンジでは未来人から買い物リストを貰い、それに沿って買い物をするのですが「牛乳は今日使うから賞味期限が近い方がいいかな?」などみんなで話し合いながら買い物することができました。リサイクルのレーンでは、お菓子袋や消しゴム・アルミ缶など様々なのもに付いているリサイクルマークをさがしたり、牛乳パック・ペットボトル・アルミ缶などの分別方法を確認しながらみんなで協力しゴミ分別リレーを行いました。それぞれミッションをクリアすると貰える隊員証の欠片を集め、未来ぼうえい隊の隊員証をゲットする事ができました。全てのミッションが終了し、再度『50年後の未来トンネル』を通って未来に行くと、ゴミが無い綺麗な海が広がっており、みんなの行動で未来を変える事ができました!!最後の行動宣言では「使わなくなったおもちゃを親戚にあげる・裏紙でノートを作る・レジ袋を使わない・分別してゴミをだす」など、未来を変えるための行動を宣言してくれ、SDGsについてたくさんの事を楽しく学ぶ事ができました!
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◇【きょろちゃんず運動会】 企画:リプラプロジェクト きょろちゃんず
「参加した子どもたちはチームメンバーで作戦会議を行い、たくさん話し合って、自分の考えを相手に伝える」という事を目的とし企画しました。
まずはアイスブレイクの『人間知恵の輪』をしました。少し緊張している様子も見られましたが、「こっちかな?」などと声を掛け合いながら、解くことができました!次の種目は『しっぽ取り』です。一度しっぽを取られてしまっても、何度でも復活できるルールなので、運動が苦手な子どもも何度もチャンレンジしていました。しっぽを取られないための作戦会議では、「同じチームメンバーが狙われていたら、その狙っている人を他のメンバーで狙う」など高度な作戦を立てているチームもありました。最後の種目は『コーンドッジボール』です。コーンの上に置いてある輪にボールを当てて落とします。学生がディフェンスをしているので、同じチームでのメンバーで協力して時間内に何個落とせるかを競いました。作戦会議では、「せーの!でみんないっしょに投げよう」「一人が大学生に話しかけ、そのすきに投げるのは?」など、面白い作戦がたくさんでてきました。
初めて会った友だち同士でも、自分の意見をしっかりと伝えることができ、たくさん話し合って、たくさん体を動かして楽しく過ごす事ができました!

上『魔王をたおせ! COR's QUEST(コアーズクエスト)』 下 『温泉調査隊』
◇【魔王をたおせ! COR's QUEST(コアーズクエスト)】 企画:COR's
運動遊びの中で子どもたちが「人の話を聞くことができる・聞きたくなる」プログラムを考え、勝ち負け以上にみんなと協力することを感じられることを目的とし、企画しました。
聖和キャンパスのお宝が、魔王たちに奪われてしまった!魔王たちからお宝を取り戻して聖和キャンパスの平和をとりもどそう、というストーリーです。学生と子どもたちが一緒に楽しめるように、魔王と対戦すると子どもたちのレベルがあがっていき、最後に魔王と直接対決する、という内容でゲームを逸ししました。ケンケンじゃんけん、ムービング玉入れ、宝とり、に取組み、いよいよ魔王と対決!!。体育館の電気が消え、怖い音楽が流れました。宝の中にあった巻物をあけると、魔王をたおす合いことばが書かれており「トモダチ」と声をそろえて唱えて、魔王たちを無事倒すことができました!
◇【温泉調査隊】 企画:COR's
この企画の目的は、生活に身近な『温泉』をテーマに、”視覚・嗅覚・触覚”を用いて理科を身近に体験し、楽しみながら温泉の性質や成分を学ぶ事です。
初めは足湯の調査を行いました。聖和キャンパス内にある4つの足湯を各班に分かれ色や匂い、感触を調査します。実際に足湯に入ったり、手を入れたりして調査しました。教室に帰ってから、各班の代表が調査結果を発表し、『すごくヌメヌメしていた・色は白かったが、さわるとサラッとしていた・ゆで卵のくさいにおいがした』など、様々な意見を発表しました。次の調査は温泉の成分調べです。それぞれ先ほど足湯体験をした温泉の成分をBTB溶液を用いて調べます。温泉によって成分が異なり、体験した温泉はアルカリ性・酸性・中性のどの成分なのかを調査しました。最後は「重曹・クエン酸・水・アロマオイル」を混ぜてバスボムを作り、出来上がったバスボムはお家に持って帰りました。