松宮 園子(まつみや そのこ) 教授<M・D>

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2022年4月1日   更新  ]

博(文)・修(文)・文学

研究内容

現在までの研究の中心は、ヴァージニア・ウルフ、E. M. フォースター等のモダニズムの作家から、カズオ・イシグロ、イアン・マキューアン等の現代作家によるイギリス小説です。最近、特に関心を持っているのは、アガサ・クリスティに代表される20世紀推理小説ジャンルが提示するエンターテイメント性の高い「悪」の諸相の変遷を、ハンナ・アーレントによる「凡庸な悪」の議論を補助線に、ファシズムの台頭、ホロコーストの衝撃、同時代におけるマスメディアによる犯罪表象の氾濫と関連づけながら、包括的に検証することです。