研究科委員長挨拶

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2019年4月1日   更新  ]

研究科委員長挨拶

AIにはできない言語活動の探究によって世界市民になる

AIの開発が加速していくなか、人間にだけできることは何かと問われています。たしかにAIは、人間が行っている仕事の大部分を人間よりも正確にこなすことができるようになるでしょう。しかし人間の言語活動は、AIが秀でる領域だけに尽きるのでしょうか。言語とコミュニケーションの実態、そして言葉によって産み出される文化的活動を詳しく調べれば、人間にしかできないことの豊富さを発見して驚くことでしょう。
 本研究科は、高度な言語コミュケーション能力を養成し、その基盤の上に言語および言語使用の実態を追求する言語科学、言語と表象に深く結びついた文化を分析する文化学、さらに言語を効果的に習得させる方法論を探究する言語教育学、外国語としての日本語教育の方法を探究する日本語教育学の研究を推進することによって、言語コミュニケーション文化を総合的に研究することを目的としています。
 グローバリゼーションがますます進行していくなかで、自国の利益をあからさまに優先しようとする国家が現れてきている現在、国や地域に固有の伝統と文化を尊重するとともに、国際社会での協力をいかにして求めるかが緊急な課題となっています。世界市民になるには、各地域で使用される言語に精通してそれぞれの文化を深く理解し、そのうえで異文化間のしかるべきコミュニケーションを模索していくことが重要になるでしょう。自らの視点を世界市民的な視野の下につねに問いなおし、研究を深めようと望む学生を本研究科は求めています。
 

                                                                              

言語コミュニケーション文化研究科委員長
上田和彦

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