特色(後期課程)Features(Doctoral Course)

[ 編集者:大学院 言語コミュニケーション文化研究科       2011年3月14日   更新  ]

言語によるコミュニケーションの過程とその獲得を人間の言語と文化の根本に立ち返って、総合的に解明

 今日の地球的規模で情報化と国際化が高度に進み、ボーダレスなグローバリゼーションが進行する中で、人間対人間の現実の言語コミュニケーションは国際化、多様化しつつあります。このような言語コミュニケーションでは、言語科学、言語文化学、言語教育学、日本語教育学の四つの領域を総合し、統合した展望を持たないと対処できない事態が生じてくる可能性があります。
 本研究科後期課程は、このような21世紀を生きる人間にとってますますその重要性が高まる、言語によるコミュニケーションの過程とその獲得を、個別に研究対象とすることから脱却して、人間の言語と文化の根本に立ち返って、総合的に解明しようとするものです。

「言語コミュニケーション文化学」の探究

 人間の持つ言語コミュニケーション能力の理論的解明を目指すあらたな学問領域として、言語科学、言語文化学、言語教育学、日本語教育学の四領域を統合し「言語コミュニケーション文化学」に発展させます。そして、その理論的基盤を整備し、さらに実践して研究成果を世に問い、「言語コミュニケーション文化学」を探求します。

研究指導

 本研究科後期課程では、指導教員が実施する個人指導の「言語コミュニケーション文化インディペンデント・スタディ」と、指導教員を含む3名の教員が実施する集団指導の「言語コミュニケーション文化セミナー」の2つによる研究指導が行われます。

■言語コミュニケーション文化インディペンデント・スタディ
 指導教員(アドバイザリー・コミッティのアドバイザー)が学生と一対一で行う個人指導で、学生の研究上の個別の問題に対応した研究指導を週1回行います。学生は研究の経過を報告し、これに担当教員が研究上のコメントを加える方式で、3年間にわたって指導し、博士論文の作成を進めます。各自の独創的な知見を基にして優れた博士論文に仕上げるために、研究対象関連分野に関する横断的、総合的視野を持つと同時にその研究分野に関する高度な専門的研究を行います。また、専門的な研究指導を行うとともに、課程修了後、言語コミュニケーション文化の専門研究者として独り立ちするために、文献・資料の収集方法、論文作成方法などの技術的側面の指導から研究に対する姿勢まで全般にわたって指導します。

■言語コミュニケーション文化セミナー
 集団指導体制によって実施されるセミナーです。言語科学、言語文化学、言語教育学、日本語教育学の四領域を統合した言語コミュニケーション文化の観点から横断的、総合的に各自の研究を推進し、課程修了後、研究者として自立して研究を遂行していく能力を身に付けることを目標とします。セミナーは、3名の教員からなるアドバイザリー・コミッティが担当します。学生は現在研究している内容を3名の教員の前で毎月1回発表し、各自の研究テーマに従って学会発表、学会誌への投稿並びに博士論文執筆の準備を行います。なお、本セミナーは研究科内で原則として公開とし、アドバイザリー・コミッティ以外の他の研究科教員及び院生にも開かれたセミナーとします。


研究指導の流れ

 博士論文作成指導(言語コミュニケーション文化インディペンデント・スタディ、言語コミュニケーション文化セミナー)フロー・チャート