2024.09.05.
川口竜斉さんが音楽情報科学研究会第141回研究会で「学生奨励賞」を受賞。

川口竜斉さん(情報工学課程 4年生 片寄晴弘研究室)が8月26日から8月27日にかけて駒澤大学 駒沢キャンパスで開催された、音楽情報科学研究会第141回研究会(夏のシンポジウム)において学生奨励賞(Best New Direction)を受賞しました。

受賞した概要は以下の通りです。

【タイトル】
GPT-MCR: 聴取系フィードバック機構を組み込んだLLMベースの作曲システムの検討
【受賞者】
川口 竜斉 片寄 晴弘(関西学院大学)
【概要】
我々は、大規模言語モデル(LLM)がユーザからの指示を受けて作曲する能力を有することを確認した。一方、人間が実施する作曲プロセスでは制作楽曲を聴取・評価・修正する、すなわち、聴取系を伴ったインタラクションプロセスとみなせる。現時点の楽曲生成 AI では、このような聴取系プロセスを持たずこの意味での作曲能力を有するとは言えないだろう。本発表では LLMによる聴取系プロセスを伴った “作曲” システムの可能性と課題について議論した。