2020.09.05.
「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催

2020年9月5日に関西学院大学神戸三田キャンパスにて、「科研費」により行われている最先端の研究成果を、高校生に体験してもらうプログラム「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催しました。
 

「ひらめき☆ときめきサイエンス」プログラム全体について


先進エネルギーナノ工学科では、「環境にやさしい二次電池を作ろう!」(実施代表者:吉川浩史)を実施し、事前申し込みをした5名の高校生が参加しました。新型コロナウイルス拡大の中、感染防止策を最大限に行うとともに、当初よりも時間を短縮して、午後だけで、来年度より設置される工学部物質工学課程と電気電子応用工学課程の紹介と科研費の説明、講義「新しい二次電池材料の研究開発最前線」、安全講習、そして実験「有機系材料を用いた二次電池の作製」を行いました。地球規模での環境問題やエネルギー問題を解決するうえで、環境にやさしい高性能な二次電池の開発は非常に重要です。受講生は、電池の基礎から最先端までを紹介する講義に熱心に聴き入るとともに、有害かつ希少な元素を含まない有機ポリマーと、それを正極とするリチウム二次電池を自ら作製し、ダイオードなどと接続させることで、充放電可能なことを体験しました。これらを通して、環境にやさしい次世代二次電池の開発最前線に触れることができたと思います。また、コロナ禍でオープンキャンパスなどが軒並み中止となる中、大学のキャンパスに来ることができた喜びを受講生は噛みしめていました。
 最後に、吉川准教授から受講生全員に、「未来博士号」が授与されるとともに、先進エネルギーナノ工学科の研究室見学を行い、プログラムを終えました。
なお、当日は本学広報室の取材を受けており、近く、動画も公開される予定です。