中世後期ヨーロッパにおける説教と教説-教皇ヨハネス22世と至福直観論争-

日時:
2019年11月21日(木) 17時10分 ~ 2019年11月21日(木) 18時40分
場所:
上ケ原キャンパス吉岡記念館会議室1

2019年11月21日(木)中世後期ヨーロッパにおける説教と教説-教皇ヨハネス22世と至福直観論争-

研究プロジェクト「ことばの力-キリスト教の視点から」第4回研究会

■テーマ:中世後期ヨーロッパにおける説教と教説-教皇ヨハネス22世と至福直観論争-
■発題者:赤江 雄一 氏(慶應義塾大学文学部准教授)
■日 時:2019年11月21日(木)17:10-18:40
■会 場:上ケ原キャンパス吉岡記念館会議室1

14世紀の前半に、ひとりの教皇が突然耳慣れない教説を説教のなかで展開した。ヨハネス22世は最後の審判まで人は神に会うことはできないと述べたのである。この「異端」的教説を巡る論争は、12世紀以降の説教の展開のなかで理解するとき別の相貌を見せる。本報告では、近年の中世説教研究の成果を踏まえて、ヨハネス22世の至福直観を巡る説教を再検討する。

◆講師紹介
あかえ ゆういち
筑波大学大学院地域研究研究科修了(修士)、慶應義塾大学大学院博士後期課程在籍中に留学。英国リーズ大学で博士号(Ph.D) 取得。日本学術振興会特別研究員を経て、2009年に慶應義塾大学文学部文学部助教、2015年から現職。主著に、A Mendicant Sermon Collection from Composition to Reception, Brepols, 2015(『托鉢修道会の説教集ー執筆から受容まで』)、共著に『知のミクロコスモス―中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー』(中央公論新社、2014年)など。

*一般参加可・申込不要

◆お問い合わせ:関西学院大学キリスト教と文化研究センター(0798-54-6019)

20191121「ことばの力」第4回研究会(赤江雄一氏)[ 653.69KB ]PDFリンク