2020.01.14.
関西学院大学生による福島支援
西宮聖和キャンパスで福島産食材の安全性をPR
関西学院大学西宮聖和キャンパスにある子どもセンター子育て支援事業「さぽさぽ」において、2019年12月21日(土)、昨夏の福島県主催「ふくしまスタディツアー」に参加した4人の学生が福島の食材の安全性をPRするイベント「福島お野菜クッキング」を開催しました。
福島の食材は、厳しい検査をパスしているにもかかわらず、いまだに風評被害を受け続けています。福島を訪ねて現状を肌で感じてきた4人は、福島のために何かをしたいという思いでイベントを企画。この日、センターを訪れていた子どもたち約10人と福島産の野菜を使った料理作りに取り組みました。まず、福島から取り寄せたお米やジャガイモ、ニンジン、タマネギ、カボチャ、ピーマンなどの食材を放射線測定器にかけて安全性を確認。その後、子どもたちと一緒にポトフやパンプキンスープ、ライスヨーグルトを作り、参加者全員で味わいました。子どもたちは、笑顔でおかわりの列に何度も並んでいました。保護者の方々も「安くて安全な福島の食材を購入したい」「福島の食材を食べることが、遠く離れた関西でできる支援になるとわかった」などと話していました。
関西学院大学ハンズオン・ラーニングセンターでは毎年秋、学生たちが現地に出向いて学ぶ課題解決型の「PBL特別演習001【福島から原発を考える】」を実施しています。「ふくしまスタディツアー」へは、福島県から特別演習を担当する村尾信尚教授、時任隼平准教授に参加呼びかけの依頼があったもので、このイベントを企画した4人のうち1人はその特別演習も受講しました。「今後も、福島のためにこのようなイベントを続けていきたい」と語っています。