2025.01.07.
【国連IOM(国際移住機関)主催 キャリアセミナー】IOMでのキャリア形成とJPO制度について
国際移住機関(国連IOM)は、1951年に設立された、世界的な「人の移動(移住:Migration)」の課題を専門に扱う国連機関です。70年以上の歴史がありますが、国連への加入は2016年9月と、国連システムの中では比較的新しい機関です。
今日、国際移民の数は、世界で2億8,100万人(2020年)に上ります。加えて、2022年末には、過去最大の1億1,700万人が国内避難民として記録されました。戦争や迫害、自然災害、気候変動といった要因でのやむを得ない移住(避難)だけでなく、労働や留学など、人々が多様な背景で移住する現代、「人の移動」を切り口に事業を展開する国連IOMの役割は各地で多様化し、その支援ニーズは増すばかりです。国連機関としては珍しいことですが、事業規模と職員数も増加傾向にあり、現在、約180か国で2.2万人の職員(うち日本人は約60名)が働いています。
この度、国連IOMが担う「移住」に関連する支援活動の具体例を紹介し、そこでのキャリア形成について最新の情報を提供するため、キャリアセミナーを開催いたします。外務省国際機関人事センターから最新のJPO制度についてご紹介いただく他、国連IOMでJPOを経験した2名の職員が登壇します。
貴重な機会ですので、ぜひご参加ください。
開催概要
・日 時: 2025年1月29日(水) 19:00~20:30
・会 場: 対面(関西学院東京丸の内キャンパス)/ オンライン(Zoom)
東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー10階 https://www.kwansei.ac.jp/access/marunouchi
・定 員: 対面 80名 / オンライン 200名 (先着順)
・対象者: 国際機関への就職やJPO派遣制度の応募に興味がある方
・参加費: 無料 ※要申込
・言 語: 日本語
・主催・協力:国連IOM(国際移住機関) ・関西学院大学丸の内キャンパス
参加申込み
下記リンク先のフォームよりお申込みください。参加要項をメールにてお届けします。
こちら
当日のプログラム
●国連IOMのミッションと求める人材像や専門性について / IOM駐日代表 ナッケン 鯉都 氏
●JPO派遣制度について / 外務省国際機関人事センター 美土路 昭一 氏
●JPO制度を通じた国連IOMでのキャリア形成 /国連IOMソマリア事務所 篠﨑 智美 氏 ・国連IOMジュネーブ事務所 田澤 優花 氏
登壇者プロフィール
ナッケン 鯉都 氏 (IOM駐日代表)
【略歴】20年以上に亘り複数の国連機関の本部および現場での任務に従事し、政府、企業、市民社会、大学・研究所等との連携、政策提言、資金調達、広報などを担当。国際基督教大学(ICU)国際関係学士。ニュースクール大学非営利団体経営学修士。京都芸術大学大学院修士課程在籍中。日本国籍。2024年12月より現職。元JPO。
篠﨑 智美 氏 (IOMソマリア事務所 平和構築プログラム担当官)
【略歴】学生時代に5つのNGO・国際機関でインターンシップを行い、大学院修了後、国際協力NGOで南スーダンなど東アフリカ地域での緊急人道支援を担当。国連IOMナイジェリア事務所での国連ボランティアを経て、JPOとして2022年1月より国連IOMギリシャ事務所、2023年4月より国連IOMソマリア事務所で勤務。正規ポストを獲得し、2025年1月より現職。
参考:
https://japan.iom.int/japanese-staff/somaria202311
田澤 優花 氏 (IOMジュネーブ本部 政策担当官)
【略歴】日本国内の大学及び大学院に在学中に、米国及びタイに1年間ずつ留学。民間企業で勤務後、在ジュネーブ日本政府代表部で専門調査員、国連IOMエジプト事務所でUNV、世界銀行のコンサルタントとしての勤務を経て、2021年度JPO試験に合格。2023年1月より現職、2024年1月に出産を経て職場復帰。
参考:
https://japan.iom.int/japanese-staff/geneva202309
お問合せ先
関西学院 東京丸の内キャンパス / 担当:木村
TEL 03-5222-5678(平日10時~18時)
Email
open-seminar-tk@kwansei.ac.jp