2022.09.08.
<ジャン・モネ・モジュール>ミュンヘン大学、オックスフォード大学とのバーチャル・エクスチェンジ(VE)型授業の紹介

授業名:The European Union: History, Politics & Economy(国際学部)
担当教員:アンナ・シュラーデ 産業研究所准教授

このコースは、オックスフォード大学(日産現代日本研究所・東洋学研究所)およびミュンヘン大学(LMU)との共同で実施されました。EUと日本における移民・労働移動、そして欧州の若者といったトピックを中心に、日本、ドイツ、イギリス(その他数カ国)の学生が共に様々なプロジェクトに取り組み、活発な交流と白熱した議論を行いました。

授業のうち4回は、各大学とオンラインでつないでリアルタイム型の「バーチャル交流」を行いました。
初回のバーチャル交流では、本学の学生がオックスフォード大学の日本研究の修士課程の学生とチームを組みました。少人数のチームに分かれ、オックスフォード大学の学生が進めている研究内容について議論し、研究成果のプレゼンテーションの準備をサポートしました。本学の学生は、海外の学生が日本についてどのような勉強や研究をしているのか知っただけでなく、日本語で説得力のあるプレゼンテーションをするためのコーチングも行い、とても貴重な機会となりました。

2回目のバーチャル交流では、グループでの活動に加えて、ペアでの交流も行いました。本学の学生は、オックスフォード大学日本研究専攻の学部3年生から様々なトピックについてインタビューを受けました。その後、日英の学生がペアを組み、日本の生活や文化についていろいろな角度から話し合いました。

3回目のバーチャル交流は、「EUの若者たち」というテーマで行いました。第2回と立場を入れ替えて、本学の学生がオックスフォード大学の学生に、イギリスや他のヨーロッパ諸国での若者の生活について様々な角度からインタビューをしました。

最後となる4回目のバーチャル交流は、LMUとオックスフォード大学の両校の学生が参加しました。「Wonder」というバーチャル・プラットフォームを使い、英語と日本語で約1時間半、さまざまな話題について話しました。学生たちは話題ごとに設定されたディスカッション・テーブルを自由に「移動」し、自分の興味のある会話に参加しました。留学、デート、趣味、大学生活といった個人的な話題でも盛り上がり、本学の学生にとっても楽しい時間となりました。

バーチャル・プラットフォーム「Wonder」を使った交流

色々な話題のディスカッションテーブルを「移動」

The European Union: History, Politics & Economy 2022年度春学期シラバス