[ 編集者:産業研究所    2020年7月30日 更新 ]

2020年1月25日(土) 特別講演・高校生公開討論会 - 日本に移民を受け入れるべきか -

スケジュール:

13:00             開会あいさつ
13:10-14:30     特別講演『各国の移民と多文化主義について』
13:10-13:50     ドイツ連邦共和国総領事 ヴェルナー・ケーラー氏
13:50-14:30     駐大阪・神戸米国総領事館  報道官 アリシア・エドワーズ氏 
14:30-14:45     休 憩
14:45-16:30     各校パネリストによるプレゼンテーション
                『日本に移民を受け入れるべきか』-経済、ビジネス、文化、社会面でのメリット・デメリット-
15:45-16:30     パネリストやフロア参加者による自由討論
16:30             閉 会

概要:

 1月25日(土)兵庫県内の4つの高等学校(兵庫県立長田高等学校、兵庫県立姫路西高等学校、関西学院高等部、関西学院千里国際高等部)の学生約120名と一般の方々が集まり、日本は移民をもっと受け入れるべきかについてディスカッションを行いました。

 はじめに、ドイツ連邦共和国総領事 ヴェルナー・ケーラー氏より、過去50年以上にわたり移民がドイツに与えた影響についてのプレゼンテーションがありました。ケーラー氏は、ドイツ国民の約4分の1が移民の背景を持っており、ドイツはEUの中で最も多様な国であることを指摘しました。

 ケーラー氏に続いて、駐大阪・神戸米国総領事館報道官 アリシア・エドワーズ氏からアメリカの長い移民の歴史についてのプレゼンテーションがありました。エドワーズ氏は、今のアメリカを築き上げるために移民が、経済的、文化的に大きく貢献してきたことを強調しました。2つのプレゼンテーションは、質疑応答で締め括られました。

 休憩をはさみ、参加した4校の各チームは、経済、ビジネス、文化、社会のうちから一つテーマを選び、もし移民が増えたら、日本にどのような影響があるのかについて分析し、移民受け入れの長所と短所を議論したうえで、日本はもっと多くの移民を受け入れるべきかについての意見表明を行いました。全チームが、もっと移民を受け入れることが望ましいという意見でした。

 移民に関する様々な異なる考えを聞いた来場者にも議論に参加するよう呼びかけがありました。提案派と反対派に分かれて短い準備をした後、日本は移民の数を増やすべきかどうかについて議論が行われました。

 イベントが開催された3時間半の間、参加学生は、ヨーロッパ、アメリカ、日本における移民受け入れのメリットとデメリットについて多くを学びました。

参加者: 128

ポスター