[ 編集者:産業研究所    2021年10月13日 更新 ]

2021年9月25日  EUと日本を研究する若手研究者のためのワークショップとネットワーキングイベントを開催

題目: Nothing New Under the Sun? 
日時:2021年9月25日 午後4時30分~午後7時 
場所:オンライン (ZOOM)
ゲスト講演:稲田優子氏 桃山学院大学 ビジネスデザイン学部講師
               リチャード・ケルナー氏 駐日欧州連合代表部
司会:アンナ・シュラーデ 関西学院大学 産業研究所准教授
言語:英語
参加者数: 6

 EUおよび日本について研究している社会科学、人文科学分野の若手研究者を対象に、2021年9月25日(土)にオンライン・ワークショップとネットワーキングイベントを開催しました。日本とEU/ヨーロッパのアントレプレナーシップ、地域アイデンティティ、労働経済、メディア研究と国際課税などの研究に取り組む4か国の研究者の参加がありました。
ワークショップは、日本とヨーロッパ双方の研究者が参加して国際交流が図れるように、日本時間午後4時30分から開始しました。各参加者が現在進めている研究内容を共有し、その特徴について議論した後、協働で互いの研究を発展させるためのフィードバックを出し合いました。日本とEUを相対的に研究することが、いかに研究成果を高め、その特徴をより浮き彫りにするか、といったことをメインに議論しました。

 ワークショップの後半は、若手研究者がアカデミア(大学や研究機関)で職に就くことや、研究資金を獲得するためのサポートに充てられました。二人の方にご登壇いただき、ご自身の見識から多くのお話しをいただきました。まず、駐日欧州連合代表部のリチャード・ケルナー氏より、欧州委員会が提供している多くの財政支援について、示唆に富むプレゼンテーションをいただきました。また、桃山学院大学の稲田優子氏からは、ご自身の就職活動のご経験や日本でテニュアポジションを得るに至った経緯についてお話しいただきました。

 このような個人の経験などを聞くことができる機会は、参加者には貴重なものとなり、日本の大学への就職についてなど、盛んな議論や質疑応答が繰り広げられました。
若手研究者間で交流の機会や繋がりを持てたことも、参加者全員にとって喜びでした。ゲストにだけでなく、参加者や主催者にも大きな拍手が送られ、午後7時にワークショップは終了しました。
参加者の意見:とても参考になりました。参加者全員がこのイベントを今後も実施することを希望しており、ある参加者からは、「またやりましょう、支え合って、一緒に研究しましょう」との声がありました。

  

 参加者の関心の高さから、日欧の若手研究者の情報共有、イベントへの招待、共同研究者を探すためのFacebookグループを下のリンクのとおり開設しました。

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ポスター  Nothing New Under the Sun?