関西学院大学研究推進社会連携機構は「研究開発とスタートアップ3.0 ~起業のためのチームビルディング~」を開催しました
【イベント概要】
スタートアップは、大学の研究成果を社会実装する手段の一つです。しかし、優れた研究成果や技術シーズを有していたとしても大学の研究者のみで起業し、その成果を社会実装へと結び付けることは容易ではありません。起業にあたっては初期検討段階から研究開発や研究成果と密接に連動したビジネスモデルの構築、ならびにその根拠となる市場分析など多様な機能と高い戦略性が求められます。
関西学院大学では、スタートアップ創出の初期段階から学内外の多様な人材による「チームづくり」を重視し、研究成果・技術シーズの事業化を戦略的に推進する方針を採っています。本イベントは、「なぜ起業前からチームビルディングが必要なのか」「起業初期に求められる経営人材とはどのような人材か」といった点について、学内外の参加者と具体的なイメージを共有することを目的として開催しました。
当日は、実際にチームづくりを経験し、現在まさに研究成果の事業化を検討している本学工学部の吉川浩史教授のチームをお迎えし、スタートアップ創出の現場におけるリアルな経験や課題についてご紹介いただきました。
【イベントプログラム】
日時:2026年3月6日(金)15:00~17:30
場所:HOOPSLINK KANSAI(フープスリンク関西)
主催:関西学院大学 研究推進社会連携機構
関西スタートアップアカデミア・コアリション(KSAC)
オープニング(挨拶):潮崎 健(関西学院大学 研究推進社会連携機構事務部 部長)
ショートプレゼンテーション&トークセッション
モデレーター:増島 大樹(関西学院大学 研究推進社会連携機構事務部 知財管理課長)
登壇者:吉川 浩史(関西学院大学 工学部 教授)
渡邊 真悟(CxO候補人材、SKM Solutions LLC 代表)※米国よりオンライン参加
棟兼 彰一(Upto4 CEO & Founder/KSAC支援機関)
葉山 賢司(起業支援人材、関西学院大学 産官学連携コーディネーター)
グラフィックレコーディング紹介
原 純哉(Sketch Communication)
【開催結果】
現地参加およびオンライン参加を合わせて、延べ90名近い参加登録があり、ショートプレゼンテーション、トークセッション、ならびに交流会のいずれにおいても活況を呈するイベントとなりました。
トークセッション前半では、吉川教授が「研究成果の社会実装の形としてスタートアップを検討する」という活動の起点から、リチウム硫黄電池のパウチ型試作品作成に至るまでのプロセスを概説しました。その上で、各局面における登壇者それぞれの参画経緯や役割、事業化・スタートアップに対する想い、今後の展望について、具体的なエピソードを交えながら議論が行われました。
後半では、スタートアップに関連するアイコンを用いたビジュアルも交えつつ、渡邊氏および棟兼氏の豊富な経験を踏まえた「スタートアップにおけるチームの在り方」をテーマに、実践的かつ示唆に富んだ意見交換がなされ、参加者からも高い関心が寄せられました。