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2025.10.28

若林公美・商学部教授が国際学会The 34th Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues (APC)にて「日本における財務情報の比較可能性の時系列動向とその経済効果」をテーマに発表を行いました

若林公美・商学部教授は、2025年10月17日から19日にかけて、ニュージーランド・オークランド大学で開催された国際学会「The 34th Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues (APC)」において、“Does Simultaneous IFRS Convergence and Adoption Enhance Financial Statement Comparability? Evidence from Japan”というタイトルで研究発表を行いました。

本研究では、日本における会計基準のグローバル化と財務諸表の比較可能性の時系列変化、さらに比較可能性の向上がもたらす経済的効果について実証的に分析し、その成果を報告しています。

APCは、アジア太平洋地域における国際会計問題への理解を深めることを目的として1989年に設立された国際学会であり、今年で第34回を迎えました。2025年度のテーマは“AI and the Future of Financial Reporting(AIと財務報告の未来)”で、AIが会計や財務報告に及ぼす影響に関する議論が活発に行われました。

会期中は、基調講演をはじめ、財務会計、利益調整、管理会計、IFRS、コーポレート・ガバナンス、監査、会計教育など幅広い分野の研究成果が報告されました。アジア太平洋地域を中心に様々な国や地域から研究者が集い、研究課題やデータ、手法の多様性が際立つ中で、活発な意見交換が行われました。発表を通じて、現在進行中の研究の改善のみならず、新たな研究アイデアを得る有意義な機会となりました。

Researcher's Information 研究者情報

商学部 教授
若林 公美さん

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