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2025.10.09

荻野昌弘・名誉教授が「中国芸術人類学国際学術成就賞」を受賞

関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)荻野昌弘名誉教授(元社会学部教授)が、中国芸術人類学会より「中国芸術人類学国際学術成就賞(CSAA International Academic Achievement Award2024 」を授与され、2025726日に内蒙古師範大学で授賞式が行われました。

中国芸術人類学会は、2007年に設立された国家級の学術団体であり、芸術人類学の学術的発展と民族文化の継承・発信を目的に、国内外での学術交流や無形文化遺産の保護活動を積極的に展開しています。

「中国芸術人類学国際学術成就賞」は、中国芸術人類学会が国際的に顕著な研究成果を挙げた研究者に授与するもので、芸術人類学の理論的発展や実践的貢献に対して高く評価されるものです。荻野名誉教授は長年にわたり、芸術人類学の分野で国際的な研究交流を推進し、特に中国における芸術文化のフィールドワークと理論構築において多大な功績を挙げたことが評価され今回の受賞に至りました。

 

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名誉教授
荻野昌弘さん

研究者のコメント

中国では、文化遺産、とりわけ無形文化遺産への関心が高く、2010年ごろから、当該分野における私の研究が中国で注目され、中国芸術人類学会でほぼ毎年基調講演を行い、学術誌『民族藝術』などに論文が掲載されています。また、今回私と同時受賞した中国芸術研究院の方李莉教授(写真中央)と、景徳鎮で調査を行ったりしました。こうした中国の研究者との継続的な学術交流が評価され、この度の受賞に繋がったのだと思います。