関学125周年

記念事業

「関学らしい研究」を促進する貴重資料の購入

「H.S.フォックスウェル文書」

年度:2012年度

19世紀末から20世紀初頭のイギリスの経済学者、H.S.フォックスウェルが、多くの人物と交わした約2万4千点の書簡や新聞記事、ノートなどから成る貴重な私文書コレクションを購入しました。フォックスウェルの思想や経済学が形成された歴史ばかりでなく、ヴィクトリア時代後期のイギリス社会や知識階級の生活を現代に伝える第一級の資料です。この中にはフォックスウェルと日本人との間でやり取りされた書簡も含まれています。これらは公刊されていない一次資料であり、近代化を進めていた当時の日本の有り様を解明し、社会科学の研究を新たな段階へと導く可能性を秘めています。なお、これらの一部を「H.S.フォックスウェル文書と日本」と題し、下記の展示会で公開しました。


H.S.フォックスウェル文書

展示会 印刷技術と聖書~「読む」キリスト教への変容~

開催:2014年10月8日〜14日
場所:丸善・丸の内本店

印刷技術がキリスト教に与えた影響を、さまざまな側面から紹介する展示会を開催しました(慶應義塾図書館協力、丸善株式会社・大日本印刷株式会社協賛)。活版印刷という当時の最新技術を使って最初に発行された書物である聖書の中でもグーテンベルグ聖書をはじめとする貴重な資料を展示しました。

◆ ギャラリートーク
開催:2014年10月12日・13日

展示会のギャラリートークとして、水野隆一(神学部教授)による「聖書挿絵を『読む』」、井上琢智(経済学部教授)による「H.S.フォックスウェル文書と日本」を実施しました。

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