記念事業募金
感謝
世界市民の育成のために。
そして、輝く未来のために。
創立125周年記念事業募金を計画し、ご賛同ご協力をお願いいたしましたところ、多くの皆さまからご芳志を賜ることができました。感謝とともに、関西学院への期待と愛情として、向けられたお心を、末永く校史にとどめ、未来へ羽ばたいてまいります。
1885年、米国南メソヂスト監督教会は、南北戦争などの痛手によって中断していた日本伝道の計画を新たにし、日本に海外宣教部を設置し3,000ドルを充当することを決議、その強力なミッション活動の指導者としてW.R.ランバスを指名しました。
ランバスは、西日本における伝道計画の長期展望のもとに、牧師、伝道師の養成とキリスト教主義に基づく青少年教育を授ける男子の総合学園設立を企画し、準備を進めたのです。熱烈な祈りにより、まず自ら香港上海銀行から2,000円の貸し付けを受け、神戸の東郊原田村に1万坪の校地を1万円で購入し、翌年、銀行家ブランチの献金で支払いを完済しました。こうして、関西学院は1889年、設立することが叶いました。
20世紀に入ると学校間の競合が激化しました。しかしながら南メソヂスト監督教会の教育活動も伸び悩み、伝道と教育の母体強化のために、カナダ・メソヂスト教会との協力体制づくりの交渉を重ねることになりました。
その結果1910年、「社団法人関西学院」による米加共同経営が正式に決定され、それぞれから30万円を学院経営の基金として醵出されます。草創期の校舎は粗末でしたが、成長期に入った学院の教育振興のために、アメリカ、カナダの諸教会から、継続して多額の献金が寄せられ、原田の森に次々と美しい学舎が誕生いたしました。1917年には中学部校舎を焼失しましたが、再建を機に同窓の醵金も加わり、大講堂や校舎なども新築することができました。
これらの話は、神戸原田の森にキャンパスの在った時代の、関係者も忘れがちな秘話でございます。
その後、キャンパスは西宮市上ケ原に移り、今では7つのキャンパスに10の学校を擁する総合学園へと発展してまいりました。この間、さまざまな艱難辛苦もございました。しかし、その都度学院内外の関係者のご支援に支えられ、輝く未来に向け常に歩みを進めてまいりました。
創立125周年記念事業募金を行いました2010年10月から2015年9月の間、東日本大震災、厳しい国内外の社会・経済情勢などにより皆さまにも多くのご負担がおありだったこととお察し申し上げます。そのような折、記念事業の推進にご賛同を賜り、募金事業の遂行にご協力をいただいた皆さまに心から謝意を捧げるものであります。
記念募金推進委員会 委員長 宮内 義彦
副委員長 大橋 太朗
①記念式典 | |
②記念行事 | |
■学術行事 ■文化行事 ■スポーツ行事 ■同窓行事 | |
③記念建設事業 | |
■中央講堂(125周年記念講堂) 募金対象事業 ■スポーツ環境整備関連施設の充実 ・大学体育館 募金対象事業 ・高等部体育館 募金対象事業 ・中学部体育館 ■ 大学学生厚生施設の充実 ・西宮上ケ原キャンパス H号館 ・神戸三田キャンパス アカデミックコモンズ ■高中部教育環境整備関連施設の充実 ・高等部特別教室棟 ・中学部教室棟 |
④記念国際交流・奨学事業 募金対象事業 | |
■ 世界市民グローバルフォーラム開催 ■ グローバルリーダー育成奨学金創設 |
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⑤その他事業 募金対象事業 | |
■ 「関西学院 ミッション浸透」提唱 ■ 「サービス・アクティビティ・プログラム」展開 ■ 「関学らしい研究」を促進する貴重資料の購入 ■ 表彰制度「関西学院賞」創設 ■ 「関西学院 歴史出版物」作成 ■ 関西学院大学博物館の開設 ■ 関西学院ブランド戦略の周年事業における広報展開 |
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◎所要資金100億円のうち募金対象事業を募金目標額として50億円 |