研究活動情報サイト
2026.01.22

井上沙紀さん(総合政策研究科 博士後期課程2年)がSSS2025(情報処理学会 情報教育シンポジウム)で優秀発表賞(7-1:研究〈学生発表〉)を受賞

井上沙紀さん(総合政策研究科 博士後期課程2年 角谷和俊研究室)SSS2025(情報処理学会 情報教育シンポジウム)において優秀発表賞(7-1:研究〈学生発表〉)を受賞しました。

 

受賞した概要は以下の通りです。 

 

【発表タイトル】
創造的思考を育む教育情報デザイン:「ゲーム 35」の導入と効果の検証

 

【発表概要】
本研究は、創造的思考を促進する教育情報デザインとして、アイデアの提示と対話的評価を統合したアクティビティ「Thirty-Five(ゲーム 35)」を日本の大学教育に導入し、その教育的有用性と課題を実証的に検討したものです。
ゲーム 35 は、参加者が自身のアイデアと説明を記入したカードを無作為に交換し、ペアで他者のアイデアを説明・評価しながら、合計 7 点を配分する評価を複数回繰り返す活動です。本研究では、関西学院大学の授業において大学生を対象に実施しました。
従来のゲーム 35 に見られた評価の曖昧さや説明時の主体性不足といった課題に対し、本研究では、中間的な配点を禁止して明確な評価判断を促すルールと、他者のアイデア説明に自己意見を加えるルールという、二つの拡張を導入しました。得点データやアンケート、講義レポートの分析から、これらの拡張が評価行動や説明活動に一定の効果をもたらすことが示されました。
教育実践と実証的分析を結びつけた点が高く評価され、今回の受賞につながったものと思われます。今後は、活動の記録や評価を支援する仕組みの整備を通じて、教育情報デザイン分野におけるさらなる展開が期待されます。

 

【関連ページ】