研究活動情報サイト
2026.01.07

亀田智明さん(理工学研究科 博士課程後期課程 2年生)がWINDS 2025でOutstanding Presentation Awardを受賞

亀田智明さん(理工学研究科 博士課程後期課程 2年生 先進エネルギーナノ工学専攻 若林克法研究室)が2025年12月7日から12日にかけてハワイ・ビッグアイランドのワイコロアにあるマウナ・ラニホテルで開催されたWorkshop on Innovative Nanoscale Devices and Systems) (WINDS 2025)においてOutstanding Presentation Awardを受賞しました。

受賞した概要は以下の通りです。

【タイトル】
Spin Transport Phenomena in Janus Transition MetalDichalcogenides

【研究概要】
次世代スピントロニクスデバイスの実現に向けて、遷移金属ダイカルコゲナイド(TMDC)を代表とする二次元物質におけるスピン輸送現象が注目されています。中でも、上下のカルコゲン原子が異なるヤヌス型TMDCは、面外鏡面対称性の破れにより内部電場が生じ、ラシュバ型スピン軌道相互作用(ラシュバSOC)が自然に発現する特徴を持ちます。本研究では、ヤヌス型TMDCにおけるスピン輸送特性を理論的に解析しました。その結果、光照射によってラシュバSOCに起因したスピン流が生成されることを示しました。さらに、対称性の破れに由来する非線形応答として、スピンホール効果が生じることを明らかにしました。本成果は、スピンの生成・制御を可能にする材料設計指針を与え、将来のスピン光電子デバイスへの応用が期待されます。

【関連ページ】