登録団体「CLUB GEORDIE」が“食”を通じた ネパールの子ども支援プロジェクトを発足
関西学院大学神戸三田キャンパスの登録団体で国際交流・国際協力支援を行う「CLUB GEORDIE」(兵庫県三田市、代表:岡部煌)は、新たな国際協力支援プロジェクト「GPA(GEORDIE’s Partnership Assistance)」を立ち上げました。ネパールで教育支援を行うNGO団体Aasaman Nepal※と連携し、現地の子どもたちに学びの機会と安心できる居場所を届ける取り組みです。来年8月には、10人の学生が現地を訪問し1か月間でおよそ3000食を学校に通えていない子どもたちに提供し、通学を促すことで学びの機会を創出します。今後は、現地NGOや学校と協力し、地域に根差した支援に取り組みます。
GPA(GEORDIE’s Partnership Assistance)について
ネパールの南東部に位置するマデジ州サプタリ郡では、多くの子どもたちが幼い頃から食事のために1日約400円の賃金で畑仕事に従事するなど、経済的な事情から学校に通うことができず、5人に3人の子どもたちが義務教育の間に退学をしている現実があります。
そこで、本プロジェクトでは、来年8月にサプタリ郡の小学校の近くに給食を無償で提供する施設を開設し、子どもたちが学校に通い学びの機会を得るとともに安心できる居場所づくりの整備に取り組みます。そして、子ども同士、地域住民同士の交流など、コミュニティのつながりを生み出し、子どもたちが自分のキャリアを考え、将来に希望を持てるような食卓をつくることを目指します。
これにより、誰かと同じご飯を食べること、食卓を囲むことは、子どもたちに安心感を与え、笑いが生まれ、ストレスの軽減が期待できます。
また、現地では、子どもたちの学習を手助けするために、大学生から集めた筆記用具やノートの無償提供や、子どもたちの自宅を訪問し、今後に向けた現状把握も行います。
【概要】
支援先:ネパールマデジ州サプタリ郡農村部の小学校(300~400人規模)
※小学校の選定は今後、現地の内情に詳しいネパールNGO団体の助言を得ながら決定します。(2026年には1校を予定)
対象者:15歳以下の義務教育享受者に約3000食分(1日あたり100食)
参加者:CLUB GEORDIE所属の10人が現地に滞在して支援を行う
期 間:2026年8月8日~9月8日
現在、本活動のためのクラウドファンディングを行っております。
※Aasaman Nepalについて。
CLUB GEORDIEについて
CLUB GEORDIEは国際交流・国際協力支援の推進を目的として1995 年に設立された関西学院大学登録団体で、現在は57名が在籍しています。広く多くの方々に国際交流や国際協力について考え、行動してもらいたいとの願いから「The First Step to the World」を理念に掲げ、異文化との出会いの楽しみや、国際問題について向き合うことの重要性に気づいていただく機会を提供し、国際社会へ向けて人々が第一歩を踏み出す支援をしています。