K.G.
2025.10.23 [ニュース]

ベーツ第4代院長の御曾孫が本学を表敬訪問

Share
Facebook X LINE

2025年10月17日、C.J.L.ベーツ第4代院長の御曾孫にあたるオマール・カーン氏が、本学を訪問し、ベーツ院長が実際に過ごした家や執務室などを巡り、自らのルーツについて触れました。

ベーツ院長は、1910年に本学に赴任し、関西学院のスクールモットー“Mastery for Service”を提唱するなど、院長・初代学長を務めるなど30年間にわたり関西学院発展のために尽力し、学院の礎を築きました。

はじめて関西学院を訪れたカーン氏と奥様は、ベーツ院長が実際に住んでいた外国人住宅1号館で本学関係者と昼食をとりました。その中で「曾祖父の関学への貢献は10年ほど前に知りました。実際に関学を訪れることができて、大変嬉しく誇らしい」と話していました。

続いて、ベーツ院長ゆかりの場所を巡るキャンパスツアーを実施しました。カーン氏は、べーツチャペルや大学博物館を訪れ、院長の写真や銅像を見て、その功績を実感していました。大学博物館では、原田の森から上ケ原への移転や大学開設時に、べーツ院長がリーダーシップを発揮したことに関心を寄せ、両キャンパスのジオラマを興味深く見入っていました。

また、ベーツ院長の執務室であった旧院長室では、ベーツ家の家系図を見ながら、家族の関係を説明してくれました。カーン氏は、曾祖父が実際に執務をしていた様子を想像しながら、当時の日記を手に取ったり、使われたデスクに腰掛けたりしていました。

最後に、中道基夫院長と打樋啓史宗教総主事と面会し、両名から関西学院のスクールモットー“Mastery for Service”を本学が大切にしていることを伝えられました。カーン氏が現在行っている事業は、べーツ院長の教育理念が根付いているようで、カナダに来た若い移民の社会参画をサポートする Engaged Communityを運営しているということです。

また、中道院長が、関西学院創立70周年に行われたベーツ院長記念講演の音声を流すと、当時の記録が残っていることに驚くとともに、「しっかりと家族にも伝えていきたい」と思いを語りました。