K.G.
2025.10.06 [ニュース]

大阪・関西万博で本学とカナダパビリオンのコラボイベントを実施

Share
Facebook X LINE

927日、カナダと国際的な関係が深い本学とカナダパビリオンがコラボレーションし、パビリオンのテーマである「再生」やカナダの特色である「多文化」について、高校生が学ぶイベント「万博ミライライター」を実施しました。本学からは、カナダの研究している国際教育・協力センターの矢頭典枝教授が登壇し、様々なバックグラウンドを持つ人々が共生している現状について講演を行いました。

「万博ミライライター」は、読売新聞社が主催するイベントで、次世代を担う子どもたちに、大阪・関西万博を取材し記事を書くことで、後世に受け継いでもらうことを目的に実施するものです。今回は、関西学院高等部・関西学院千里国際高等部・関西学院大阪インターナショナルスクールなどの高校生28名が参加しました。

 

はじめに参加者たちは、カナダパビリオン副政府代表を務めるマット・フレーザー氏とプロトコールマネージャーの阿部 宏輔氏から、パビリオンに込めた思いについて説明を受けました。この中でマット氏と阿部氏は、「カナダの歴史を学んでもらい、次の世代につなげていくために“再生”をテーマにしています。カナダでは、質の高い教育とジェンダー平等、さらに気候変動対策に力を入れているので、しっかりと学んでほしい」と参加者たちに語り掛けました。

次にカナダの特色について、矢頭典枝教授が説明を行い、「世界で初めて政策として、移民受入を推進しています。現在、450以上の国や地域をバックグラウンドに持つ人がいますが、公用語を英語とフランス語に限定することで、多文化を尊重しながら国をまとめています」と話していました。

続いて、「冬の終わりと春の始まり」をコンセプトに設計されたパビリオンを見学しました。参加者たちは、専用のタブレットによってAR(拡張現実)で映し出されるカナダの壮大な自然や都市の様子を興味深く見ていました。また、生息する野生動物や人々の営みが映し出されるなど、多様な文化に触れる機会となりました。

最後に質疑応答が行われ、参加者から「カナダに留学することの魅力」について質問があがり、カナダの大学で学んだ経験のあるパビリオンのスタッフから、「カナダには様々なバックグラウンドを持った人がいて、色々な意見を聞くことで多様性に触れることができます。また、場所や大学によって学べることも変わってくるので、ぜひ前向きに考えて欲しい」と、自身の経験を踏まえて魅力を語りました。

関西学院高等部2年生の武山忠正さんは、「英語が苦手なのですが、留学に興味があって参加しました。多様性のあるカナダであれば受け入れてもらえると感じたので、英語の勉強を頑張ってみようと思いました」とこれからの決意を話してくれました。

関西学院千里国際高等部3年生の三浦舞香さんは、「高校1年生の夏に、多文化主義に興味があり、留学先としてオーストラリアとカナダで迷ってオーストラリアに行きました。実際にカナダに住む人や学んだ人の話を聞くことが出来たので、大学ではカナダに留学したいです」と学んだ内容について話してくれました。

関西学院大阪インターナショナルスクール11年生の相良亜弥さんは、「自然が豊かなので、趣味のハイキングも楽しめそうだと思いました。将来は、海外の大学でエンジニアの勉強をして、カナダに移住してみたいです」と将来の夢を話してくれました。