過去最多212名の交換留学生が来日
関西学院大学では、春学期と秋学期の年2回、海外協定校からの交換留学生を受け入れています。2025年度秋学期には、34の国・地域から212名が来日し、コロナ禍前を含めても過去最多の受け入れ人数となりました。留学生たちは授業開始までの約10日間、本学学生とともに日本での生活準備を進め、日本文化や生活習慣を学んでいきます。
9月10日(水)、西宮上ケ原キャンパスの中央講堂では、秋学期に来日した留学生を迎えてオリエンテーションを実施しました。冒頭では、成田 靜香副学長が本学の歴史や理念を紹介し、「本学の国際化にとって、みなさんと在学生や教職員が交流することは、不可欠な要素です。皆さんを心から歓迎し、本学で充実した時間を過ごすことを願っています」と歓迎の言葉を述べました。その後、国際教育・協力センター職員より大学生活や履修に関する案内、日本での生活マナーや5分前行動などの時間感覚について説明がありました 留学生たちは、熱心に耳を傾け、メモを取りながら真剣に聞き入っていました。

また、応援団総部による歓迎パフォーマンスも披露され、チアリーディング部のダンスや吹奏楽部の演奏、さらに校歌「空の翼」の合唱が披露されました。留学生たちは手拍子をしながら演出を楽しみ、本学ならではの熱い歓迎を体感しました。

次に学生食堂「BIG MAMA」に移動して、留学生同士の親交を深めるためにランチ会が開かれました。伊藤 正範国際教育・協力センター長から、「キャンパスで関学生との交流を楽しんでください」と呼びかけられた後、留学生たちは食事を共にしながら、自分の出身地や自己紹介を通じて交流を深めていました。

オリエンテーション期間中は、学生による「オリエンテーションサポートチーム」が留学生を支援し、市役所での住民登録やキャンパスツアーをサポートします。さらに「KGバディーズ」と呼ばれる本学学生が、日常生活や日本語学習において留学生をサポートし、交流の架け橋となります。
留学生の一人は「日本の歴史や経済など、自分の興味があることを学びたい」と語り、また別の留学生は「関西の文化や食事、そして人々の明るい人柄に魅力を感じています。滞在中に関西弁を話せるようになりたい」と期待を寄せていました。