Research 研究倫理
公的研究費の管理及び研究活動・不正行為を巡る状況と本学の対応
2011年8月19日、文部科学省は全国的に研究費の不正使用が相次ぐことから、全ての大学に対し「研究費の不適切な経理に関する調査」の実施を通知しました。調査の結果、本学でも2件の不正事例が発生しましたが、全国でも研究費の不正使用と論文盗用・改ざん・捏造事件が頻発した事態に対し、文部科学省はタスクフォースと有識者会議、協力者会議を設置し、2014年2月18日に「研究機関における公的研究費の管理・監査のガイドライン(実施基準)」を2014年8月26日に新たな「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」の見直しの2 つを通知しました。これに対し、本学でも関連諸規程を制定・改正し不正防止のための体制を整備するとともに、毎年不正防止計画を定め、構成員の意識向上を強く要請してきましたが、2015年に3件目の不正事例(学会出張費等の不正受給)が発生しました。
大学ではこの状況を踏まえ、2016年度より、学会出張費の研究推進社会連携機構による一括管理を行うことになりました。今後このような事態を発生させないためにも、大学として再発防止の取組みを続けていきますが、教員、研究者はもとより職員におかれましても、研究費の適正な使用、管理が結果として研究者とその研究を守るものとして、自らの責任と自覚を持って研究費を使用し管理されますよう切にお願いします。
以下の図は、公的研究費の管理及び研究活動・不正行為を巡る状況と本学の対応を表しています。

研究倫理に関する諸規程

研究倫理委員会
研究倫理委員会は、2013 年度に設置された委員会です。この委員会は、研究費に関する問題だけではなく、研究活動全般にわたってその活動が倫理的に適正に行われることを確保するために設置されています。副学長が委員長を務め、委員には学外の委員も任命されており、研究に携わる教職員、大学院生、学部学生の研究活動における倫理的な問題を取り扱います。また、研究に関する不正行為が発生した場合にはこれを調査する権限を有しています。
倫理審査に関する手続き
本学では、国等の法令・指針に基づき倫理委員会を設けています。実験等の実施の際には、関連規程等をご参照ください。審査対象となる場合については、所定の手続きに沿って、各委員会に審査申請を行ってください。
相談・受付窓口
<相談時間:平日8 : 50~11 : 30、12 : 30~16 : 50>
研究における不正行為と研究費の不正使用に関する相談窓口
研究推進社会連携機構
※告発者は「関西学院大学における研究活動上の不正行為の防止等に関する規程」に基づき、不利益な取扱いを受けることがないよう保護されます。
E−mail:fuseisoudan[a]kwansei.ac.jp
※[a]は@に書き換えてお送りください。
(西宮上ケ原キャンパス)
TEL :0798−54−6104《内線(61)31112~31118》
(神戸三田キャンパス)
TEL :079−565−9052《内線(62)2301~2312》
公益通報等の受付窓口
[学院内窓口]
コンプライアンス推進室・コンプライアンス推進課
E−mail:whistleblowing@kwansei.ac.jp
TEL:0798−54−6266《内線:(61)20923》
[学院外窓口]
以下のリンクをご覧ください。