村山功光・文学部教授がワークショップ「シュタイナウとグリム兄弟」でグリム兄弟のポエジー概念とメールヒェン概念をテーマに発表を行いました
村山功光・文学部教授が、2026年9月25日に、ドイツ・シュタイナウで開催されたワークショップ「グリム兄弟とシュタイナウ(Die Brüder Grimm und Steinau)」において、「グリム兄弟のポエジー概念とメールヒェン概念」をテーマに発表を行いました。ワークショップ「グリム兄弟とシュタイナウ」は、シュタイナウ城内に新たに開設されたグリム兄弟についての常設展に併せて企画されている学術論文集の執筆者が一堂に会して、各自の研究テーマを発表し議論することを目的に開催されました。この会議は、ヘッセン州の文化財管理機関の一つである「ヘッセン州城館・庭園局」が主催し、グリム兄弟が少年期を過ごした町シュタイナウと兄弟の多分野にわたる活動を学際的・複眼的に捉えようという野心的な試みです。文学や辞典、伝記などから美術史、建築、女性史、食文化に至るまで、多様なテーマおよび研究アプローチに触れることとなり、視野が広がりました。
発表者は15人と小規模ながら、目的が明確であるため、密度の高い議論が交わされました。キュレーターによる解説に導かれて全員で展示を見た後で、午前・午後と発表が続き、コーヒー・ブレイクでは雑談も交えて幅広く情報を交換し、執筆者同士の交流が深まっただけでなく、論文集の意義と全体像が視覚的にもはっきりし、全員がこれを共有することができました(単なる論文の寄せ集めになりかねない企画が多い中、このような機会は貴重だと言えます)。議論は会議場だけにとどまらず、メールのやり取りを通じて、帰国後も情報交換が続いています。