2026.03.19
重藤真介・理学部教授らによる樹枝状体のコヒーレントラマンイメージングの研究成果がChemical & Biomedical Imagingに掲載されました
重藤真介・理学部教授らがマルチプレックスコヒーレントアンチストークスラマン散乱(CARS)を用いて、アーバスキュラー菌根菌(以下AM菌)が植物の根の中に形成し栄養分の交換を行う共生器官である樹枝状体(アーバスキュル)の分子イメージングに成功しました。その研究成果が2026年3月16日、アメリカ化学会の学術誌Chemical & Biomedical Imagingでオンライン公開されました。重藤教授らは、樹枝状体中の複雑に枝分かれしたAM菌の菌糸とその周辺領域がタンパク質に富み、幹にあたる部分が脂質で満たされていることを明らかにし、樹枝状体が不均一に分布した異なる生体物質から構成されていることを直接的に示しました。この研究は、植物-AM菌共生の分子レベルでの解明につながるものと期待されます。
雑誌名:Chemical & Biomedical Imaging
論文タイトル:Ultrabroadband Multiplex CARS Imaging Reveals Distinct Protein- and Lipid-Rich Domains in Arbuscules
著者:Amu Sofue, Naoya Takeda, Shinsuke Shigeto
DOI:10.1021/cbmi.6c00006