2025.10.08
尹盛煕・国際学部教授が第19回国際語用論学会で「日本語と韓国語の定型表現」をテーマに発表を行いました
尹盛熙・国際学部教授が、2025年6月27日に、オーストラリア・ブリスベンで開催された国際語用論学会の第19回大会(the 19th International Pragmatics Conference)において、「Formulaic expressions composed of functions words in Japanese and Korean」というタイトルで発表を行いました。
国際語用論学会は、人間が言葉を文脈の中でどう使うかを研究する世界最大規模の会議で、2年に1度、世界の様々な都市で開催されてきましたが、今年の大会でも様々なテーマに関する発表と活発な議論が行われました。当発表では、諸言語に見られる「定型表現(formulaic expressions)」という現象をテーマに、特定の場面とむすびついた日常的な決まり文句が日本語と韓国語でどのように構成されるのか、そしてそこに見られる各言語の特徴は何かが考察されました。会場からは、この現象が言語横断的に観察されるものであることから、他言語との対照分析や共同研究の重要性に共感する声が寄せられました。