2015.05.12.
溺れる友に手を差し伸べるラット—ラットにおける援助行動—

 関西学院大学文学部・佐藤暢哉教授およびその研究グループは、齧歯(げっし)類であるラットが、窮地に陥っている仲間のラットに対して共感し、その苦境から助け出すことを示しました。社会生活を送る上で重要な他者に対する共感の進化的側面やその神経メカニズムの解明につながることが期待できます。

本研究成果は比較認知科学雑誌「Animal Cognition」オンライン版に5月12日に掲載されました。

論文タイトル
Sato, N., Tan, L., Tate, K., & Okada, M. (2015). Rats demonstrate helping behaviour towards a soaked conspecific, Animal Cognition, DOI 10.1007/s10071-015-0872-2


論文タイトル和訳
ラットが水に浸かった同種他個体に対する援助行動を示した

詳細は以下のプレスリリースをご参照ください。

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