2023.03.06.
国際学部・渥美ゼミが鳥取県経済同友会西部地区と連携 山陰地方のインバウンド観光振興に提言
国際学部・渥美裕之教授のゼミでは、鳥取県経済同友会西部地区(松村順史代表幹事)と連携し、鳥取県西部や島根県東部を主体とする山陰地方のインバウンド観光振興に関するフィールドワークやその成果報告会を実施してきました。その活動成果などをふまえて、鳥取県経済同友会西部地区が今後の山陰地方のインバウンド観光振興に関する提言書を取りまとめ、2月14日、中海・宍道湖・大山圏域市長会に提出しました。
「グローバル化を背景とした日本の可能性」をテーマにする渥美ゼミは2017年度から三度にわたって現地を訪問。ゼミ生によるヒアリング調査、留学生や留学時のネットワークを活用した外国人へのアンケート調査を実施して、同地方の観光の可能性や課題を洗い出しています。また学生という若い世代の発想や視点から、今後の同地方のインバウンド観光振興に向けて、広域連携の促進、情報の利活用の改善、生活や環境の持続可能性に関する様々な提案をしています。
渥美教授は「学外の現場に出向いて、様々な方々と接し、現状を直接把握・理解することを通して、地域の可能性や課題に取り組む活動は、学生にとって貴重な学びや経験となり、また地域で関係される方々にとっても、このような大学との連携が新しい取り組みの契機になることを期待しています」と話しました。
関西学院大学ではゼミでのフィールドワークをはじめ、「キャンパスを出て、社会に学ぶ」をキーコンセプトに、全学部・全学年を対象としたハンズオン・ラーニング・プログラムなど、地域、企業・団体等と連携した様々な授業を展開しています。