K.G.
2026.03.19 [ニュース]

西宮上ケ原キャンパスで大学卒業式 5,669人が旅立つ(2025年度秋学期)

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2026年3月17日と18日、西宮上ケ原キャンパスで2025年度秋学期卒業式を挙行し、5,669人に卒業証書を授与しました。 YouTubeによるライブ配信も行い、卒業生の門出を祝いました。 また、出席者らは式典に先立ち、阪神・淡路大震災で被災した大学として、発生から15年となった東日本大震災や能登半島地震からの復興、そして災害の記憶が風化しないことに祈りを捧げました。

森康俊・学長は式辞でお祝いの言葉を述べた後、「現在、世界は、新しい様相で大国が覇権を争う状況となっています。たとえ、現実の世界がそうであるとしても、皆さんは今後の人生において、自分や自分の属する組織がいかに厳しい局面に追い込まれたとしても、本学在学中に得た多くの経験と知識を活かして、平和と繁栄を誰もが享受できる世界の構築のために、考え抜き、働いてください」と卒業生を激励したうえで、「変化する社会に自らが翻弄されるのではなく、自らが社会を変革し、動かしていく存在となってください。そのためには、進化を続けるテクノロジーや刻々と変化する世界情勢についての科学的な知見を吸収し続けることが必要です。世界の変化に対応するために、引き続き、自らの心身を鍛え、その成果を自分のためだけではなく、人類のために役立ててほしいと、心から願っています」とメッセージを送りました。

続いて、中道基夫・院長は祝辞の中で、「関西学院大学で過ごした時間を振り返るとき、記憶に残るのは試験の点数や取得した単位だけではないはずです。苦労して格闘した論文やレポート、思いがけない言葉で視野を広げてくれた教員との対話、将来の進路への悩みや不安、友人と過ごした日々、そうした経験のひとつひとつが、今日の皆さんを造り上げてきました。それらは成績表にも、いかなる資格証書にも記されることのない、しかしこれから歩む道で最も頼りになる財産です」と学生生活の重要性を示したうえで、「キリスト教では、一人ひとりを、神によって創られ、いのちを与えられたかけがえのない存在として位置づけます。その尊厳は、能力や業績によって与えられるものではなく、存在そのものに与えられているものです。だからこそ私たちは、他者を利用価値で測るのではなく、その人自身として尊ぶことへと招かれています。関西学院大学で学んだ皆さんには、この人間観を胸に抱いて、社会へ歩み出していただきたいと思います」とエールを送りました。

式典終了後、多くの学生が中央芝生に集まり、友人や後輩たちと歓談をしたり、家族と楽しそうに記念撮影をする姿が見られました。