ビジネス体験ワークショップ「BiZCLASS」:JR西日本とキャリアセンターが共同開催~1年生から始めるキャリア教育~
西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)とキャリアセンターは、今年度5社目となる「BiZCLASS」を2025年12月2日に西宮上ケ原キャンパスで開催しました。鉄道事業を始め、駅周辺の再開発やさまざまな生活サービスを展開するJR西日本のビジネスを学ぶプログラムを実施しました。
BiZCLASSは、社会で活躍するためのビジネスマインドやイノベーションマインドを養うとともに、大学での学びや専門性を更に深めることを目的としています。今回は、【JR西日本のリアル課題に挑戦!兵庫県が好きな人を増やす企画を考えよう!】と題して、午前と午後それぞれ100分間のワークショップを開催し、1年生から4年生のあわせて25名の学生が参加しました。
参加者たちは、会社の理念や事業分野について説明を受けたあと、「3C分析」や「STP」、「4P分析」といったマーケティングフレームワークを学びました。
続いて、「兵庫県が好きな人を増やす施策を考えてみてほしい」という設定に対して、参加者たちはJR西日本が手掛ける様々な事業を参考にグループワークを行いました。
この中で、「兵庫県に住む人たちを対象に、兵庫県の魅力を再発見できるような乗り継ぎ不要の便利プラン」といった提案や、「兵庫県北部に貸し切りバスで行き、スキーや兵庫県の特産品を使った食事を楽しむ」などの企画を発表しました。
発表を受けて担当者は、「ターゲットを絞り込み、顧客が求めていることを考えて、それが事実かどうか、仮説で終わるのではなくデータや根拠を調べることが大事だ」と振り返ったうえで、「どのような仕事をするにしても、“何のためにその提案を行うのか”という目的意識持っておくことが必須です」と学生にアドバイスを送っていました。
文学部1年生の学生は、「将来、交通やまちづくりに関わる仕事に就きたいと考えているため、良い経験になりました。グループディスカッションでは、協働力が求められると学んだが、それ以上にテーマを解釈してゴールをどう設定するかが大切だと感じました」と今回の学びについて話していました。
総合政策学部3年生の学生は、「ワークショップを通して、JR西日本の仕事を理解することができました。鉄道事業だけでなく、自治体や街の魅力を伝えるための様々な事業展開を知ることができました。また、社内でも使われているフレームワークの考え方を学べたことで、スムーズに話し合いをすることができました」と話していました。