2025.12.01
[ニュース]
田中裕久・工学部教授が兵庫県科学賞を受賞
田中裕久・工学部教授が令和7年度兵庫県科学賞を受賞し、11月13日に神戸市のラッセホールで贈呈式が行われました。
兵庫県科学賞とは県による最高位の賞のひとつで、科学技術の研究に熱心で、研究成果が科学技術の向上に著しく寄与すると認められた個人に贈呈されます。田中教授は触媒化学を専門としており、インテリジェント触媒・貴金属フリー燃料電池・水素安全触媒などエネルギーと環境の担い手となる新規材料の研究を行い、SPring-8のX線分光解析を取り入れて新発想の材料設計による触媒を数多く開発・実用化した功績が評価され、このたびの受賞に至りました。
田中教授のコメント:
このたび兵庫県科学賞をいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今回の受賞は、実験や解析を根気強く続けてくれた学生さんたち、国内外の研究所・大学・企業の共同研究者の方々など、多くの仲間と一緒に積み重ねてきた時間の賜物であり、私ひとりでは決してなし得なかった成果です。本当にありがとうございます。
これからも「ものは人を幸せにする」という仮説のもと、この惑星がより安全・快適で、そして100年後の子どもたちはもっともっと青い空、透明な海、そして美味しい空気を楽しんでいる、素晴らしい楽園になっていることを信じて研究を続けていきます。今回、関西学院大学の大先輩も社会賞を受賞されていました。これからも本学から多くの方が受賞されると嬉しいです。みなさんへの感謝とともに大きな期待をお伝えできれば幸いです。