国内大学では類のない教育改革実施を決定 - 新授業スケジュール導入により留学・海外プログラム参加機会増大
学生の主体的な学びを支援する柔軟な教育プログラムを提供
関西学院大学(兵庫県西宮市、学長:森康俊)は、学生の主体的な学びと挑戦を支援する教育改革の一環として、2026年度より大学および大学院(司法研究科、経営戦略研究科を除く)において、授業スケジュールと時間帯の新たな運用を開始します。
この改革により、学生が自らの関心や目標に応じて、留学や海外プログラムへの積極的な参加、集中講義や学部独自プログラム、資格試験・検定試験、インターンシップをはじめとする多様な学習機会に挑戦する環境が整います。大学全体の教育プログラム拡充による相乗効果が生まれ、学生の学びの可能性が飛躍的に高まる国内大学では類のない教育改革であり、学修時間をしっかりと確保しつつ、教育の質と柔軟性を両立させた先進的なモデルとなります。
施策概要
■授業スケジュールの変更と「フレックスアワーズ」の新設
時間割に基づく対面授業の週数を1学期あたり14週から12週に変更し、270分(3週分)の授業をオンラインなどで行う「フレックスアワーズ」と組み合わせて授業を提供します。「フレックスアワーズ」の形式は、オンライン授業または対面授業とし、各教員が科目の内容や性質に合わせて最適な方式を選択します。
【期待される効果】
- 「フレックスアワーズ」の導入は、学生の学習スタイルに多様性をもたらします。例えば、試験後の振り返りや個別の学び直しが可能となることで、学習の定着度が高まり、より深い理解が促されます。教員にとっても、科目の特性に応じた最適な授業設計が可能となり、教育の質の向上につながります。
- 夏休み・冬休みの開始時期が早まることで、海外大学の学事暦に合わせた留学や海外プログラムに挑戦できるようになり、国際的な学びの機会が大幅に広がります。
- 海外大学の学事暦に合わせた海外協定大学からの留学生数増加により, 国内学生と共に学ぶ国際共修の機会が増え、大学全体の国際化が進みグローバルな視野を持つ人材の育成が一層加速します。
- 新たに生まれる年間1か月相当の時間を活用し、集中講義や学部独自プログラム、資格試験・検定試験、インターンシップなど、学生はこれまで以上に新しいことにチャレンジすることができます。
■「スタートアップウィーク」の新設
春学期・秋学期の第1週に「スタートアップウィーク」を設け、履修登録前に各授業の目的や内容をオンデマンド動画で確認できる仕組みを導入します。
【期待される効果】
- 授業の意図やシラバスを十分に理解することにより、学生は同じ授業時間帯に開講される履修可能な複数の科目を比較・吟味し、履修単位数に制限がある中で自分に最適な授業を選択することが可能になります。
■キャンパスごとの時間帯の統一
西宮上ケ原・西宮聖和・神戸三田3つのキャンパスで授業時間帯を統一し、授業時間を100分から90分に変更します。
【期待される効果】
- キャンパス間の移動を伴う履修が容易になり、学際的な学びや他学部との連携が促進されます。
- 昼休みを60分とし、適切な食事時間の確保により学生の健康維持、生活リズムの向上をはかります。
変更開始年度および対象
開始年度:2026年度(2026年4月1日から)
対象 :大学 全学部、大学院 全研究科(司法研究科、経営戦略研究科を除く)
大学の授業時間帯

授業計画イメージ(2単位科目)

※大学学部のイメージとなります。