K.G.

職場見学型プログラム「shigoto☆trip」:NHKで公共メディアの重要性を学ぶ

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910日(水)、日本放送協会(NHK)とキャリアセンターは、今年度6回目となる職場見学型プログラム「shigoto☆trip」を開催しました。14年生のあわせて21名の学生が、公共メディアの役割や重要性を学びました。

shigoto☆tripは、本学キャリアセンターと企業がコラボして行う、業界・企業・仕事研究に関する職場見学型プログラムです。学生が企業のオフィスや製造現場を実際に訪問・見学し、働く社員との交流を通じて自らの将来について考えることをねらいとしています。

はじめに、人事採用担当者から、公共メディアの使命とNHKの職種ごとの業務内容についての紹介がありました。公共メディアの最も重要な使命のひとつである「命を守る放送」に関しては、報道を通して実際の避難行動に移してもらうことを目指し、一人でも多くの命を救えるよう、常に改善を行っているということが紹介されました。さらに、インターネット上でフェイク情報(ニュース)が飛び交う時代だからこそ視聴者・国民の判断のよりどころとなる正確で信頼できる報道の重要性が増していることや、視聴率にとらわれず人生を豊かにする多彩なコンテンツの制作もNHKの重要な役割であることが紹介されました。

続いて、記者が取材した原稿やカメラマンが撮影したニュース映像などが集まるニュースセンターとニューススタジオを見学し、普段テレビなどで見ているニュースがどのように制作され、視聴者に届けられているのかを学びました。また、ニュース制作には、記者やカメラマンだけではなく、ニュース映像を編集する担当者、視聴者に分かりやすく伝えるアナウンサー、ニュースを送出する担当者など多くの人が関わっていることを知り、スピード感のある業務に学生たちは驚いていました。

最後に、入局4年目の報道番組のディレクターが制作した番組の視聴と講話がありました。ディレクターからは、「ディレクターの仕事は難しいけど面白い。提案次第で誰にでもチャンスがあり、人との出会いが財産になる。普通では会うことのできない人と関わることは新鮮だし、自分自身をアップデートできる。人にも優しくなれる」と仕事のやりがいについて学生に語ってくれました。また、参加者からの「学生時代に取り組んだ方がいいことは何か?」という質問に対しては、「学生時代は、自分が好きなこと、それを実現するためにどうしたらいいのか、考えることが大事です。”好き”がいつか仕事にも繋がると思います」とアドバイスがありました。

社会学部1年生の学生は、「ニュースの制作には、様々な人が色々なことを考慮されていて、感銘を受けました。普段見ている裏側では、多くの人が動いていることを知ることができました」と話していました。

また、法学部3年生の学生は、「今回の見学で、個人で企業研究するだけではわかりにくいことも多く知ることができました。職員の方の話を聞いたり、職場で実際に働いている様子を見学したりする中で、“必要としている人々に確かな情報を届けたい”という強い思いがあると感じました」と話していました。