聖和キャンパスキャリアセンターが実施する教員・保育士を目指す学生対象のプログラム。大学生活4年間を通して職業観を醸成し、一人ひとりの目指す進路に適した支援を行っています。教育に関わる基礎力を学ぶ講義形式のプログラムや校長・園長経験者による面接の個別指導、実技試験対策講座などを通じて高い就職率を誇っています。
子どもたちの「本当の気持ち」を
大切にできる保育者になりたい。
幼児教育コース 3年 中原 美紀
(大阪府・関西学院千里国際高等部出身)
初めて自分で指導案を立て、15分間の絵本の読み聞かせと、40分間の身体表現遊びで“責任実習”を担当。これまでの実習経験から、絵本の読み聞かせは自信をもってできました。しかし、身体表現遊びは課題が山積み。声が通らなかったり、幼児それぞれに合わせた対応ができなかったりと、悔しい思いをしましたが、担任の先生からはたくさんの助言をいただきました。保育者は大げさなぐらいの動きで表現しないと子どもたちに伝わらないことや、臨機応変な声掛けの重要さに気づきました。また、ピアノの弾き歌いでは前に立つと緊張してしまうので、入念な準備が大切だと実感。将来、保育者になった際には、子ども一人ひとりの個性や考えを理解して「子どもが楽しめる活動」を展開できるようになりたいです。
「食育」という観点から
子どもたちの成長に関わりたい。
幼児教育コース 4年 中村 葵
(長野県・松本県ヶ丘高校出身)
農家だった祖父の影響で、私にとって「食」や野菜の生育は身近なもの。そんなことから、野菜栽培の経験やさまざまな味覚に触れることが子どもの成長にどのような影響を与えるのか興味を持ち、研究しています。実習に役立った授業は「ことばの表現教育」。子どもの言葉に対する感覚を養うためにページのめくり方や声のトーンなどを工夫し、子どもの興味をひく読み聞かせができるようになりました。保育者の仕事は幼い頃からの夢。そして食育の重要さを子どもたちに発信する保育者になれるように努力していきたいです。
世界に通用する
教育者になるために
初等教育コース 3年 江頭 翔太朗
(北海道・函館ラ・サール高等学校出身)
小学校の教員を志望しています。学業で専門知識、高校から継続しているラグビー部での活動で人間性を磨く一方で、子どもと関わる機会を少しでも得たいと、早朝の短い時間に、近くの小学校の交通指導ボランティアを行っています。はじめは子どもたちからあまり返ってこなかった挨拶。信号を待っている間やボランティア後の交流の時間に、「今日は暑いね」などの簡単な言葉がけをするようにしました。いつしか、少しずつ会話をしてくれるようになり、元気に挨拶が返ってくるようになりました。私は、この活動の中で子どもたちとの距離の取り方やコミュニケーションの取り方の難しさに向き合いました。その経験が実習時に活きたと感じています。将来は、「教育」を強みにして海外を舞台に活躍していきたいです。
障がいへの理解を備えた
小学校教員をめざして
初等教育コース 3年 荻野 舞子
(兵庫・星陵高等学校出身)
小学校の教員を志望し進学しました。入学後は、先生の紹介でスクールサポーターや自然学校の指導員を経験。自然学校では、活動の指揮をとったり、子どもたちが、体験活動を通して成長できるように指導しました。子どもと共に学ぶ楽しさを知り、ますます教員になりたい気持ちが高まりました。ゼミでは、特別支援教育について学んでいます。ゼミの活動で実際に発達障がいのある方とかかわることで知識が深まりました。障がいがある人もない人も一緒に学ぶ学級づくりができる教員になりたいです。
すべての子どもが
安心して学ぶための居場所をつくる。
教育科学コース 4年 松﨑 順平
(福岡・八女高校出身)
いじめや不登校など子どもを取り巻く問題に関心があり、問題のバックグラウンドや対応方法について深く学びたいと思い、教育科学コースを選びました。現在は学内外でのボランティア、他学部の授業履修と、さまざまな活動に積極的に挑戦中です。多くの人との出会いや、子どもたちと時間を共にすることで、入学前よりも自分の視野が格段に広くなりました。これらの経験は将来、教師になった時に活かせると確信しています。
子どもたちが将来の選択肢を
増やせるようにサポートしたい
教育科学コース 2年 筒井 美帆
(大阪府・生野高等学校出身)
子どもたちの教育機会と家庭環境の関係について、疑問を持ちつつ過ごしてきました。大学では、教育はどうあるべきかということを肯定的かつ批判的に捉えてみたいと思い、教育科学コースを選択。入学後は隠岐島でのフィールドワーク、アメリカへの留学、学外のボランティアなど、幅広く挑戦しています。他学部の授業も履修できるなど、やりたいことを実現でき、自分の可能性を広げられる環境があると思います。さまざまな経験やたくさんの方々とのつながりを通して、知見を深めています。みなさんもぜひ一歩踏み出す勇気を持ってチャレンジしてみてください!
夢を現実にできた4年間。
小学生に理科のおもしろさを伝えたい。
実験を交え理科のおもしろさを教えてくださった先生に憧れ、自分も自然科学を楽しく子ども達に伝えたいと思い教師を志望。教員採用試験対策を始めたきっかけは友人の勧めで参加した未来塾でした。学内講座やキャリアセンターも利用し、試験に必要な知識と面接や模擬授業に役立つ実践的な技術を身につけました。教員や面接官の経験を持つ講師の方にアドバイスをいただけることや熱意ある仲間と一緒に学べることは、夢を叶えるためのモチベーションにつながりました。
杉山 涼
静岡県公立学校教員 合格
キャリアを通して
人として成長し続けたい。
関西学院大学教育学部では教員以外の進路を希望する学生への就職サポートも充実。私は4年生での教育実習には参加せず、企業への就職を希望。インターンシップで保険業について知りました。人々や企業が感じる不安を保険商品で安心に変えられる事業内容、常に社会情勢を知る環境に身を置けることが魅力だと感じました。今は、力あふれる先輩方と日々使命感をもって仕事に取り組んでいます。人間として成熟するため、様々な経験を積み、教養や知識をますます増やしていきたいです。いろんな人が集まる関学は、新たな経験や知識を得られる絶好の学び場、みなさんの華々しい未来を拓く場所です。
井出 史
保険会社勤務
臨床教育学科 2016年3月卒業
保育について学びを深め、
社会に役立つ研究をしたい。
より学びを深めたいと思い、大学院へ進学。大学院では「男性保育者の研究」に取り組んでいます。研究に海外の知見を取り入れるため、男性保育者確保に積極的に取り組んできたデンマークに目を向け、大学院1年目では現地に足を運び、男性保育者にインタビューを実施しました。男女の保育者による子どもの見方の違いや男性保育者の参入を妨げる社会問題についての理解を深め、両性の保育者が働きやすい環境づくりの一助になるような研究にしたいと考えています。現在はデンマークの保育者養成校に通い、実際に保育者として幼稚園での現場経験を積む中で、研究に励んでいます。
上田 星
関西学院大学大学院 教育学研究科
博士後期課程1年(乳幼児教育研究領域 研究者養成コース)
幼児教育コース 2017年3月卒業
保育士として
地域全体の子育てを支えていきたいです。
大学では、講義や実習を通して抱えた疑問を先生方にすぐに尋ねられる安心感と、保育・教育現場で役立つ実践的な知識や技術を学ぶ充実感を感じながら、学びを深めることができました。私の勤務する保育所には0~5歳の子ども120人が在園しています。保育士は保育をする役割だけでなく、子どもとその保護者、地域の方々など、地域全体の子育てを支えていくという大きな役割も担っています。子育て家庭の孤立化などの問題を抱える社会背景の中で、「ちょっと頼らせて!」と言ってもらえる“拠り所”となれるよう、様々な知識をつけたいです。いつか教育・保育現場で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
篠原 健太
兵庫・公立保育所勤務
幼児教育コース 2015年3月卒業
未来を担う子どもたちが
人生を前向きに生きる力を育む。
恵まれた教育環境において、学業のみならず、体育会陸上競技部やチャペルオルガニストなど多岐にわたる活動に勤しむことができ、幸せな大学生活でした。信頼し合える同志だけでなく、親身にご指導くださった先生方や職員の方々との出会いは一生の宝です。世界の子どもたちの現状を知り、人間形成初期に関わる仕事の重要性を再認識し、幼い頃から志していた幼稚園教諭になりました。子どもたちが日々愛されているという安心感を持ち、主体的に様々な経験を積めるよう努めています。「求めよ、さらば与えられん。尋ねよ、さらば見出さん。門を叩け、さらば開かれん。」(マタイ7:7)自分を信じて、かけがえのない人生を切り拓いてください。
吉川 瑛梨香
兵庫・私立幼稚園勤務
幼児教育コース 2019年3月卒業
多角的な視点と発信力を磨き、
教壇へ。
アットホームな聖和キャンパスで同じ夢を持つ仲間と出会い学んだこと、部活で100人を超える仲間と目標を達成したこと、在学中のかけがえのない経験は私の支えになっています。在学中は他のコースの授業も履修することで、多角的な視点を得ることができました。また、少人数授業やグループワークではアウトプットを常に課され、発信力も鍛えられました。卒業後は、民間企業に就職し視野を広げ、改めてグローバル社会を生きる子どもたちの個性や能力を尊重しながら伸ばしたいと思うようになり、現在は私立小学校の教員として勤務しています。教育学部の学部理念「子ども理解」を胸に、子どもたちの目線になって考えられる教育者をめざしています。
細見 匡俊
兵庫・私立小学校勤務
初等教育コース 2013年3月卒業
カウンセリングマインドを備えた
信頼される教員でありたい。
小学校教員は、人生の土台となる時期に、6年間という長いスパンで子どもたちと関わることのできる、特殊な専門職です。現場では葛藤することもありますが、たくさんの子どもたちの価値観に触れることができ、それが私を日々勇気づけてくれています。大学で出会った友人は、さまざまな分野で活躍しており、人間らしく、強い、「真面目」な仲間です。暖かく、熱心に導いてくださった先生方も教育学部の魅力です。目の前のことにまず一生懸命取り組んだら、最善の道へ導かれると思います。怖がらずに泥臭く頑張る自分を楽しんでほしいです。
片田 悠希
兵庫・公立小学校勤務
初等教育コース 2017年3月卒業
子どもの幸せを第一に願って教師を続ける。
悩みを抱えている子どもを理解し、寄り添える人になりたいと思い、教師を志望しました。教育学部には同じ教員を目指す仲間も多く、現場で活かすことのできる学びがたくさんありました。現在は、中学校で3年生の担任をしつつ、英語を教えています。一人一人の成長や頑張りを学級通信を通して発信することで、お互いの持ち味を理解し、互いに支え合えるようなクラスづくりを目指しています。子どもたちから、お互いを大切にする優しさや温かさ感じるときは、とても嬉しく思います。
小池 梓菜
大阪・公立中学校勤務
教育科学コース 2017年3月卒業
※このサイトの就職データ情報は2020年4月10日時点の情報です。