2025.08.12
中島定彦・文学部教授が第58回国際応用動物行動学会議で「自発的な車輪走行は実験室ラットに吐き気を引き起こす―吐き気は20日間は馴化しない―」をテーマに発表を行いました。
中島定彦・文学部教授が、2025年8月4から8日にかけ、オランダ王国ユトレヒト市で開催された第58回国際応用動物行動学会議において、「自発的な車輪走行は実験室ラットに吐き気を引き起こす―吐き気は20日間は馴化しない―」をテーマに発表を行いました。今年の大会には、家畜や実験動物の行動研究に従事する科学者約450名が登録し、そのほぼ全員が現地で参加しました。開催地のオランダを含むEU諸国や、イギリス、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドからの参加者が多く、中国、韓国、中南米、アフリカからの参加者も少なくありませんでした。次年度の大会開催地となるインドからの参加者も目立ちました。8月4日の開会イベントに続き、5日から8日までは、基調講演、ワークショップ、口頭発表、ポスター発表が朝9時から夕方まで多数行われました。昆虫の動物福祉といったこれまでにないテーマも扱われ、新たな気づきを得られるよう工夫されていました。従来のテーマについても、研究内容や手法の発展・深化・拡張が見られました。
