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Interviews 学生 「リアルな世界」を求めて。旅と対話で切り拓く、国境なき挑戦の道

綾田 暦さん
掲載日:2026.03.31
国際学部

Introduction紹介文

高校時代の留学で海外進学に憧れつつも、英語力や費用の面で進路に悩んだ綾田さん。その解決策として選んだのが、関学と豪州両方の学位を取得できる「ダブルディグリー留学」でした。留学実施までの期間は、自ら資金を貯めて世界各国を訪問。教科書にはない現地のリアルやトラブルを通じ、異文化理解と「なんとかなる」自信を培ってきました。逞しい行動力で夢をたぐり寄せる、その等身大の姿と想いに迫ります。

憧れと現実の狭間で見つけた「私だけの道」。温かいキャンパスや出会いが、挑戦を後押ししてくれる。

高校2年生の夏、イギリスへ2週間短期留学したことが、国際学部を目指したきっかけ。現地で異国の空気と英語でのコミュニケーションに触れ、「将来は海外の大学へ進学したい」という強烈な憧れを抱きました。しかし、具体的に考え始めると、当時の私の英語力や経済面でのハードルは高く、進路を決めきれずにいました。
そんな時に出会ったのが、関西学院大学の「ダブルディグリー留学制度」です。関学とオーストラリアの大学、双方で2年間ずつ学び、両方の学位を取得できる。前半の2年間は学内で専門的な学びを深めつつ英語力を養い、その土台を持って後半のオーストラリア留学に挑めるという、効率的なカリキュラムです。費用面でも海外大学への4年間進学よりかなり安価で、このプログラムなら私の悩みも解決できると考えて、進学を決めました。
実際に国際学部に入学してみて、留学経験の有無や帰国子女かどうかにかかわらず、意欲ある学生に平等に挑戦の機会をくれる場所だと実感しました。努力した分だけ、チャンスが与えられる環境です。すべて英語で開講される授業で議論についていけず落ち込んだ時、教授に「自分も同じ思いをしたことがある」と励ましていただいたことも。また、周囲には高い志を持って学習に励む友人が多く、互いに刺激しながら成長できることも魅力です。四季折々の美しい景観に彩られたキャンパスは心の拠り所。学業の合間、友人と語らいながら過ごす穏やかな時間が、私の支えとなっています。

高校時代のイギリス留学での一枚

自分の足で世界を歩く。トラブルも価値観の違いも、すべてが私の血肉になる。

「大学生になったら、自分の足で世界を歩く」。そう決めていたため、台湾、香港、フィリピン、韓国など、アジアを中心に様々な国を訪れました。私が求めているのは、ガイドブックにはない「リアルな世界」です。
例えば韓国を訪問した際には、北朝鮮を一目見ようと、思い立って一人で38度線の国境付近まで足を運びました。境界線の向こう側の景色を肌で感じ、現地の方と拙い英語で交流する中で、ニュースや教科書で学んだ知識と、実際に目にした現実の違いに衝撃を受けました。現地に足を運び、五感を通して体験する重要性を実感した出来事です。
また、ボランティアサークル活動の一環で訪れたフィリピンでは、現地の貧困問題と向き合う中で、時間感覚や仕事観の違いに直面。現地の方に仕事を依頼した際、日本人の感覚で期限を設定しても、なかなか守ってもらえませんでした。そこで私は、まず信頼関係を築くことから始めました。仕事以外の時間を共有し、互いの人柄を知ることで心の距離を縮める。異文化理解とは、違いを認めた上で相手の懐に飛び込んでいくこと。人間関係における、対話と信頼の大切さを学びました。

香港旅行での一枚
フィリピンでのボランティア風景の一枚

未知への挑戦は、未来への投資。見知らぬ土地で得た「自信」を胸に、まだ見ぬ絶景を目指して。

海外訪問の資金作りのため、日本にいる間はアルバイトに励んでいます。学業やサークル活動との両立は大変ですが、仕事を通して社会を知ることができますし、何より海外諸国へ行くことで様々な知見が得られるため、この苦労も将来への投資だと思いながらアルバイトに打ち込んでいます。
自分で貯めたお金で海を渡り、言葉も通じない場所でトラブルを乗り越える。見ず知らずの現地の方に助けられたことも一度や二度ではありません。そうした思い出一つひとつが私の視野を広げるとともに、「なんとかなる」「なんとかする」という度胸と自信の種になりました。
まもなく、ダブルディグリー留学という大きな挑戦が始まります。不安もありますが、これまでの旅で培った経験と自信を羅針盤に、まずはこの2年間をやり抜きたいと考えています。そしてその先には、イスラム建築の最高傑作と言われるスペイン・アルハンブラ宮殿の訪問や、アメリカ大陸横断など、まだまだ叶えたい夢が広がっています。困難を乗り越えた先に新しい発見があると信じて、私はこれからも挑戦を続けていきます。

私にとってのミカンセイノカノウセイ

ダブルディグリー留学やこれからの海外経験に向けて勉強中

授業での出会いが世界への扉に。国境を越える会計士を目指して。

高校時代は、海外への憧れこそ強かったものの、将来の夢や興味のある分野を絞れずにいました。転機は、1年生で受講した「会計学」の授業。その奥深さと面白さにのめり込み、より深く学びたいと決心しました。来年2月からはダブルディグリーで2年間オーストラリアへ。大学で専攻しながら現地の公認会計士(CPA)資格を取得し、世界で通用する武器を持つ、国境を越えて活躍する会計士になることが私の目標です。