インタビューサイト
大学公式サイト

Interviews 学生 ホストファミリー体験談②

伊藤ファミリー
掲載日:2022.03.15

私達は、Johnのプロフィールを受け取った時から、念願のホストファミリーになれる喜びであふれていました。
中3の息子と小2の娘、2匹の犬のいる我が家ですが、子育てにも余裕が出てきたので、かつてカナダでのホームステイの経験を生かし、今度は受け入れる側で異文化交流をしてみたいと思っていました。
プロフィールに添えられたJohnの自筆の手紙は綺麗な日本語で書かれており、彼が誠実な青年で、日本へ大きな期待を抱いている事がわかりました。
Johnが初めて我が家に来た時はお互いとても緊張していましたが、彼の日本への情熱と持ち前の優しさ、私達の彼を大切に想う気持ちが、私達をゆっくりと「Family」にしていってくれたように思います。

一番の心配事は食事でしたが、幸い、日本食がとても口に合いお箸もビックリする程上手に使っていました。
彼が風邪をひいて寝込んだ時は、何を作ってあげたらいいのか悩みましたが、海外映画でママが子供に熱いスープを作っていたのを思い出し、ポトフを作ったところ、美味しいと言って食べてくれたのには心底、ホッとしました。

Johnはとても子供好きで、心優しい青年で、息子の中学校や娘の小学校によく出向き、積極的に異文化交流をしてくれました。また、自宅や友人宅でのpartyにも喜んで私達と一緒に出席してくれました。どこに行っても「John!John!!」と、みんなから親しまれて、ニコニコしている姿を見て、私達までもがとても幸せな気持ちになりました。
Johnは息子や娘にも、本当のお兄ちゃんの様に優しく接して可愛いがってくれました。全く英語を話せなかった娘がJohnと話しているうちに自然と英語を話せるようになってきた事には驚きました。

また、エコの国、ドイツから来たJohnは、プラスチック、ラップ、レジ袋を使わずに生活できる事を教えてくれました。自然をとても愛しており、身近に自然を楽しむ事のすばらしさ、自然界の動物愛護の大切さも教えてくれました。
今までしたこともなかった山登り、広大な公園にただ寝転んで真っ青な空を眺める時間、海亀と泳ぎたいと言う彼と行った沖縄でのシュノーケリング、初体験のボルタリング、、、Johnがいたからこそ体験できた事がたくさんありました。
日本の名所(金沢、京都、奈良)、有馬温泉などを巡り日本の良さを再発見できた喜び、七夕、お茶席、御神輿など日本文化を一緒に楽しんだ事、映画館で字幕無しでどれだけ英語を聞き取れるか試した事、異国タイ旅行での遺跡巡り、、すべてが私達家族にとって、とても幸せな時間でした。
別れは辛いですが、これからも大きく成長してくれる彼の姿を想像すると、心が温かくなります。
John、いつでも、あなたの日本の我が家に帰って来てね!!
Thank you John!!