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Interviews 学生 大学で政治を学び、視野がさらに広がった

宮岡 蒼唯さん
掲載日:2025.08.25
法学部

Introduction紹介文

高校の授業がきっかけで政治に興味を持ち、「もっと深く学びたい」と本学科に進学した宮岡さん。大学で勉強するうちに、関心の対象は日本国内から世界へと広がり、国際社会における法と政治の役割を学ぶ「グローバル法政コース」へと進みました。2年生からは、授業の理解をサポートするラーニング・アシスタント(LA)としても活動中。相手に伝わるように工夫する中で、自分自身の理解も深まり、互いに学び合えることに魅力を感じています。

高校時代に政治に関心を持ち、本学科へ。大学で学びを深め、他学部の友人とも交流するうちに、関心の幅が広がっていった。

法学部政治学科に進もうと思ったきっかけは、高校の政治・経済の授業です。選挙制度や政策決定の仕組みなど、自分の生活に深く関わっているにもかかわらず、授業で学ぶまではほとんど何も知りませんでした。自分が政治に関していかに無知であったかに気づき、とても驚きました。そして、知らなかったことを学んでいく過程が非常に新鮮で面白く、大学でもっと深く政治を学びたいと思うようになりました。
高校生のときは主に日本の政治に興味を持っていたのですが、大学で勉強するうちに、関心の対象は世界へと広がっていきました。そこで、2年生の秋学期からは、国際社会における法と政治の役割を学ぶ「グローバル法政コース」へ。言語や文化、風習、思想など、国によって異なるさまざまな価値観の理解を土台に、学びをさらに深めました。
また、法学部以外の授業も積極的に履修することで交流が生まれた他学部の友人たちも、自分の視野を広げてくれたと感じています。本学には全国各地から学生が集まっていて、キャンパスには留学生もたくさんいます。授業や日々の交流を通して、自分とは異なる考え方や文化にふれることができました。

ラーニング・アシスタント(LA)活動中の写真

慣れない演習形式の授業に戸惑っていたとき、助けてくれたLAの先輩たち。今度は自分が後輩をサポートする存在に。

本学の法学部には、1年生全員が春学期に履修する「スタディスキル演習」という授業があります。約50人のクラスに分かれ、レポートの書き方や論理の組み立て方など、法学・政治学を学ぶための土台となる「読む」「書く」「聞く」「話す」力を身に付ける授業です。学期末には集大成としてスピーチコンテストが開催され、各クラスの代表が約700人の法学部生の前で発表を行います。
大学ならではの演習形式の授業に、初めの頃はどうしたら良いのかわからず戸惑ったり不安を感じたりする場面もありましたが、そんなときに助けてくれたのがラーニング・アシスタント(LA)の先輩たちです。LAとは、学生スタッフが授業の運営に携わり、学生の理解を促すためのアドバイスやサポートを行う制度です。LAの先輩に助けてもらった経験を通して、「今度は自分がそんな存在になりたい」という思いが芽生え、2年生からLAとして活動することにしました。

スピーチコンテスト運営時のLAの集合写真

LAの活動の魅力は、互いに学び合えること。相手に伝わるように工夫するうちに、自分自身の理解も深まっていく。

LAの活動を始めた頃は、各グループに対してどのように声をかけたら良いのか悩んでしまい、なかなか一歩踏み出せませんでした。そこで、まずは授業の様子をよく観察し、話しやすそうなタイミングを見つけて一言声をかけてみることから始めました。失敗もありましたが、少しずつ反応をもらえるようになり、今では状況に応じた声かけを工夫できるようになってきたと感じています。
最もやりがいを感じるのは、受講生が「わかった!」という表情を見せてくれる瞬間です。自分のサポートが相手の理解につながったと実感できると、大きな喜びを感じます。また、相手に伝わるように工夫する中で、自分自身の理解も深まり、互いに学び合えることがこの活動の魅力ではないかと思います。
今は4年生なので、LAとして活動できる最後の年になります。これまでの経験を生かし、後輩たちが安心して学べる環境づくりに力を注いでいきたいです。そして、1人でも多くの学生に「この授業を受けて良かった」と思ってもらえるように、より良い形を目指して取り組んでいきたいと思っています。

私にとってのミカンセイノカノウセイ

ゼミで発表している時の写真

ためらわずに勇気を持って一歩踏み出し、誰かのために行動できる人でありたい。

現在の目標は、誰かのために積極的に行動できるようになることです。そのためには、周囲を観察するだけでなく、まず自分が勇気を持って一歩踏み出すことが大切だと、LAの活動を通して痛感しました。今はゼミや日常生活の中で、相手のために自分から意見を伝えたり声を掛けたりすることを意識しています。そうした積み重ねが小さな自信につながると感じているので、これからも自分なりに少しずつ挑戦を続けていきたいです。