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Interviews 学生 ホストファミリー体験談①

森重ファミリー
掲載日:2022.03.15

受入のきっかけ

私は香港出身の元交換留学生です。2008年9月から2009年7月まで関西学院大学で交換留学していました。ホストファミリーとの生活を通じて、日本人の食生活、習慣や方言など、教科書では学べない日本の文化を肌で感じることができ、日本のことがさらに好きになりました。
日本人の夫と結婚し、西宮市での生活が始まり、夫と最初に思い浮かんだのは、関西学院大学に留学してくる学生のホストファミリーになることでした。今度は自分自身がホストファミリーになることで、かつての自分のような、日本に興味を持ってくれる留学生に日本を紹介し、もっと好きになってもらいたいという思いが受入れのきっかけでした。またバックパッカーとして世界一周旅行をした私たちにとって、世界各国からの留学生と一緒に暮らすことで、日本にいながら異文化を肌で感じられることもとても魅力的に感じました。

受入れて良かったこと

うちにはもうすぐ2歳になる娘がいます。人見知りで、知らない人が同じ空間にいるとすぐ固まってしまいます。そんな娘ですが、イタリアからの留学生ジュリとは、会った瞬間から仲が良く、私たち夫婦の僅かな心配がすぐ飛んでいきました。
ジュリは子供が大好きで、娘とよく遊んでいます。幼児向け番組、いないいないばあっ!の歌を一緒に歌ったり、外出の際は手を繋いで一緒に歩いたり、まるで本当の姉妹のようです。二人が見つめ合って、心の底から笑っている姿を見ると、留学生を受け入れて本当に良かったと思います。

苦労したこと、克服の対策

ジュリは我が家にとって初めての留学生です。どのようなハウスルールを作れば良いのか、来る前から悩んでいました。とりあえず自分がホームステイした時のことを思い出しながら、ルールを作成してみました。
しかし、いざ実際一緒に暮らし始めてみると、当たり前のことではありますが、日常生活の細かい部分に習慣の違いが出てきます。お皿を洗うタイミング、物を置きっぱなしにすることなど、最初はやはり慣れず、戸惑う瞬間もありました。面と向かって注意したら、関係が悪くなるではないかと思いましたが、ジュリがうちに来た初日、「何か失礼なことしたら、ちゃんと教えてね」という言葉を思い出し、気を付けて欲しいことを伝えてみると、素直にごめんなさいと言ってくれて、改善してくれました。改めてコミュニケーションの大切さを実感し、自分でも勉強になりました。
内気の日本人とは違い、外国の人は思っていることをはっきりと言う人が多いので、そこを見習いながら、これからも留学生と気楽に、仲良く、楽しく、暮らしていきたいと思います。