Interviews 卒業生 自身の学びから得た気付きや経験を、より多くの日本語学習者と共有したい。

郭 浩然さん
掲載日:2025.06.08
2024年度卒業
日本語教育学領域
修士論文コース 2024年3月修了
中国での大学時代、日本語に興味を持ち独学で学び始め、その過程で得た気付きや経験を他の日本語学習者に役立てたいと考えるようになりました。そのためには日本語教育に関する専門知識を身につけようと留学を決意。進学先を探す中で本研究科にたどり着きました。修士論文では、会話分析の手法を用いて日常会話における「わからない」という発話について研究を行いました。従来の研究では、「わからない」は主にマイナスの知識状態を主張するトークンとして扱われてきましたが、私はそれとともに聞き手からの援助を引き出すという働きがあることを明らかにしました。卒業後は、中国の高校で日本語教師となる予定です。2年間で学んだ日本語教育の知識と技術を教壇で生かしたいと考えており、生徒の成績を上げるのではなく、楽しみながら日本語能力を高められる授業をするのが目標です。