Interviews 卒業生 言語学と基礎からしっかり向き合え、英語教員への自信がつきました。

近藤 真由さん
掲載日:2025.06.08
言語コミュニケーション文化研究科
2022年度卒業
言語科学領域
前期課程 修士論文コース 2022年3月修了
大学の教職課程で、バイリンガルや帰国子女など英語を感覚的に身につけている人たちとの英語力の違いを痛感。その差は知識で埋めるしかないと考え、言語学を専門的に学べる本研究科への進学を決意しました。修士論文では、統語論と意味論の観点から、標準語そして英語と比較しながら高知方言の文法を研究。私の出身である高知方言には標準語にない「完了形」が存在し、高知方言のアスペクトを分析することで今後の英語教育に活かしたいと考えたからです。本研究科の最大の魅力は、先生方がとても親身に接してくださること。教授と院生という堅苦しい関係はなく、真剣かつ和気藹々とディスカッションした思い出ばかりがたくさん残っています。今春から、高校で英語教員として働きます。自身の研究から方言を英語教育に活かす方法を提案し、授業で実践していきたいです。