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Interviews 学生 ダブルディグリー留学制度を活用

田中 大輔さん
掲載日:2025.07.31
商学部

商学の礎をカナダで学んでいます。

私はダブルディグリー留学制度を活用し、提携校であるカナダのマウントアリソン大学(MTA)に2年半の予定で在籍し、5年以内に2つの学位取得を目指しています。関西学院大学で1年半学んだことをベースとして、専門分野をカナダの文化・社会的背景を通した視点で捉え、より多角的アプローチで商学を学んでいます。同じ専門分野でも国が異なると学問へのアプローチにも違いがあり、柔軟性と発想の転換が必要であることに気づかされます。

MTAでは専門分野だけでなく、カナダにおけるリベラルアーツを通して多言語、文学、宗教、歴史、科学、人類学、政治学、経済学、社会学、音楽など様々な分野を学ぶことができます。これらを多角的に学ぶことで国際社会が抱えるさまざまな問題点を理解し、より良い社会にするのが私の人生におけるミッションでもあると感じています。

MTAでの学びの最大のポイントは、学士のプログラムにおいてメジャー分野とマイナー分野の選択肢があり、メジャーを商学分野、マイナーとして他分野を選ぶことが可能なことです。これは、ビジネスという「道具」を使って何を為すべきか、という問いに対し、マイナーで学んだことからビジネスの「目的、動機」を想起し、メジャーで学んだ商学分野(ファイナンス、マーケティング、経営、会計)を「手段」として、ビジネスを通じた社会貢献を実現していくという考え方を私に与えてくれました。

通常の交換留学とは違い、MTAと関西学院大学にそれぞれ2年半いることで、効率的かつ集中的に学問の幅を広げ、習得できるこのダブルディグリー留学制度は、自分の新たな可能性の扉を開けてくれる大きな機会となっています。